ということで道東へ行くことにした。僕はANAのスーパーフライヤーだけど、成田ー女満別がANAになかったので、今回はPeachで行くことにした。米国在住時代は頻繁にLCCを使っていたので、特に悪いイメージは持っていなかった。今日までは。
普通に成田に到着して、駐車場に車を停めて、第一ターミナルへ。妻、Holtby隊員(4歳2ヶ月)の3人で搭乗したのだが、座席を見てびっくり。3人のシートは2F、3F、4Fである。搭乗口の担当者に「なんで縦並びなの?」と聞くと、有料で座席指定しない場合はコンピュータが自動で配席するとのこと。それで飛行機に乗ったら、2D、2E、3E、4Eは空席。仕方がないので、隊員を真ん中の列に座らせて、前と後ろを夫婦ではさむ形にして着席した。ちょっとわかりにくいけれど、図にするとこうである。
通路 空 空 妻 窓 (二列目)
通路 人 空 子 窓 (三列目)
通路 人 空 僕 窓 (四列目)
2列目なら3人横並び、3か4列目なら親が一人横に座ることができた。つまりpeachのコンピューターは4歳児をわざわざ一人で座らせるプログラムで座席を割り振っているのだ。もしかしたらコロナへの対応とか、急なキャンセルがあったのかもしれないけれど、それにしてもこれはない。
一般客相手に「指定料金を払わないのだから」とガラガラなのに同行者たちをわざわざ離れた席に配席するのもサービスとしてどうかと思うのだが、幼児を連れた親子を離れ離れにするのでは安全面でも疑問があるし、子供には特段の配慮があってしかるべきだ。幼児の段階で快適な旅行を楽しめれば、生涯その航空会社のファンになってくれるかもしれない。僕がPeachの経営者ならこれはないし、株主であっても総会で意見を述べると思う。
こんなことをやっていて「日本は少子化対応が喫緊の課題」とか笑いが止まらない。Peachはプログラムを見直すべきだし、政府の少子化担当相はこういうところを一つ一つ丁寧に潰して、社会全体に育児をサポートする雰囲気を醸成していくべきである。
なお、米国だとこういう場面では隣の客が席を代わってくれたり、ましてやガラガラなら普通に席を子供の隣に変わるのだが、Peachは「離陸したら席は変わることができません」というばかりだった。コロナのことがあって濃厚接触者を不用意に増やさないようにという配慮かもしれないが、同一家族を隣同士にして不都合が生じるとも思えない。
退屈そうな隊員
気圧の変化で耳が痛い様子の隊員
やや制御不能な隊員
引き続き制御不能な隊員
混んでるならわかるけど、ガラガラなんだもの。ローコストだから当たり前?子連れでPeachは全くお勧めできない。