リメイク版ではなく、小津安二郎のオリジナルの方を観てみた。
原節子が美人なのは当然として、笠智衆につけた棒読みの演出がとてもユニーク。教えてもらわなければ「なんて下手な役者だ」と感じてしまう。
カメラアングルとか、今では全然普通なんだけれど、色々な道具が揃っていない約70年前にこんな撮り方を思いついたんだなぁ、と感じる。この程度のこともできない今の映画監督はこういう映画を観て勉強したら良い。
顔の撮り方とか、スコセッシに影響を与えていた。
リマスター版を観ることができて良かった。