YouTubeで勉強しながら自主練しているのだが、成果を確認するためにタイム計測してみた。といってもプールはApple Watch装着で泳ぐのは禁止なので、プールサイドに置いてあるでかい時計を使っての計測で、飛び込みも禁止なので水中で壁を蹴ってのスタートである。あくまでも技術レベルを確認するのが目的なのでこれでも十分だろう。
まず、何も考えずに全力で泳いでみてタイムはこんな感じ。
50mクロール 46秒
50m平泳ぎ 65秒
クロールだと、池江璃花子が持っている短水路日本記録が23.95なので一応彼女の倍よりは速い。ってか、池江速すぎ。しかもこの記録の時、池江は17歳だぞ。まぁ、岩崎恭子がバルセロナで金メダルを獲ったのは14歳なんだけど。
さて、池江の倍ぐらい遅いのはわかったので、次にこの2、3週間の勉強と練習の成果を見てみる。
まずはクロール。水中でまっすぐにかかず、S字型でかく。その際、水中に手を入れたらすぐにかき始めるのではなく、ちょっと前方に手を伸ばすようにして、それにともなって体を底方向に傾ける。かき始めたら最初はちょっと外側に向けてかいて、そこから体の中心方向へと向きを変える。かき終わりについてはそれほど意識せず、それよりもさっさと腕を戻すことを考える。つまり、最後までかき切るのではなく、なるべく前方からかき始める。あとはこれといって意識せず泳いでみた。結果は、
50mクロール 45秒
これはどうなんだろう。一ヶ月より短い期間での勉強と練習で1秒短縮したのはなかなかと言えばなかなか。瞬き数回分といえばそれまで。スキーだと1秒あれば10メートルは進むのでかなりの大差だけれど、水泳だと1メートル強。体半分である。正直微妙だけれど、速くなったので良し。
つぎに平泳ぎ。こちらはクロールに比較するとかなり泳ぎを変えた。まず、これまでは腕を伸ばすのと足を蹴るのが同じタイミングだったのを、かいた腕を伸ばしたタイミングで足を蹴るようにした。これはプロ水泳コーチのふっせさんの動画を見て感じた泳ぎ方。指先から膝までがロケットのように真っ直ぐに伸びていて、膝から下だけで蹴るイメージ。でもこれは膝の柔軟性が必要なので、現実的には股関節から下で蹴るのだろう。腕は、今まで通り肩のあたりまで広くかいている(形は桃みたいな感じ)とゆっくりしすぎで体が沈んでくるので、顎のあたりで円を描き切るぐらいに小さくかく。これだけで全く感覚が違うので、急いで泳いでいるとすぐに忘れる。他のことを考えていられないので、泳ぎの変更はあと一つだけ。それは足を蹴るときに、漫然と伸ばすのではなく、足の指先に意識を持って、足のつま先までを伸ばしつつ、足の裏と裏を合わせるような感じでしっかり伸ばし切ることである。結果は、
50m平泳ぎ 59秒
え?6秒も速くなっちゃうの?元が遅いのはあるけれど、6秒速くなるとプールで言えば5メートル程度の差ができちゃうわけで、これはシャレにならないくらいに速くなってる。こりゃすごい。遅いけど。
まだまだ改善点はいっぱいあると思うので、引き続き練習していきたい。
なお、良い気になって泳いでいたら右足の付け根の外側にちょっと違和感があった。平泳ぎのキックのフォームが良くないのかもしれない。自分の理想としては股関節から膝まではなるべく開かず、膝からつま先までを使って泳ぎたいのだが、これをやろうとすると上に書いたように今度は膝に負担がかかるのかもしれず、自分の体格にあった泳ぎ方を見つけていきたい。