2023年10月17日

アンダーカレント

夫が突然行方不明になってしまった銭湯の女性オーナーが主人公。親戚とふたりで経営している時に組合の紹介でやってきた男と、夫を探す目的で雇った探偵との人間模様。

日本映画に良くある彩度の落ちた陰鬱な画面に会話中心の物語が展開するので、序盤と中盤は眠くなる。面白くなるのはそこに失踪していた夫の失踪理由が明らかになってくるあたりで、かなり終盤になる。おかげでラストの場面では夢の中という人もいるかもしれない。不安ならメガシャキを飲んでいくと良い。

面白いかと言われれば、まぁまぁ面白いのだが、すごく面白いかと言われればそうでもない。ラストの展開にはそれほど驚きがなく、「それに気付くか?普通」と思う場面が二回連続するので、うーーーん。

最後、暗転したあとの1カットは不要だったと思う。

評価は☆1つ半。

それはそうと、昨日、「児童を子供だけで遊ばせるのはリスクが大きいので、虐待にあたるのでは。それに何かあれば関係者は一生罪悪感を背負って生きていくことになる」というエントリーを書いたばかりでそういう内容だったので、ちょっと驚いた。

参考:埼玉県の児童虐待禁止条例に関する賛成の立場からの雑感
http://buu.blog.jp/archives/51637886.html