大阪も最近はマンジェの一人勝ちでもないということなので、有名店をポツポツ食べていくことにした。最初に訪問してみたのはニューベイブ。
が、メニューの紙を見ていきなり出鼻をくじかれた。
林SPFの店かぁ。これだけで期待値はダダ下がりである。林SPFの店は10軒以上食べてきたけれど、美味しい店は一軒あるかないか、という感じ。成蔵でさえ移転して林SPFを使うようになってからは味を落とした。林SPF以外にも銘柄豚を扱っているのだが、こちらはロースとリブロースのみ。厳しい。しかし、今から他の店に行くのも面倒くさい。仕方がないので、TOKYO Xのロース180グラムを注文してみた。
豚汁は合格点。
一方でご飯は、大阪の人たちは本当にこのご飯で満足しているの?星3つで評価しても0か1というレベル。
そして、肝心のかつ。あげている温度は低そうで衣は細かい。ただ、細かい衣にありがちな肉と衣の一体感のないトンカツではなく、衣が脱げてしまうこともなかった。
薬味はいろいろなものが用意されていたけれど、カツを食べさせることができるのは柚子胡椒と塩だけ。これに加えてソースもあったのだが、ソースもなんかカツに合わない。肉は下味がほとんどなく、脂も多いので、塩か柚子胡椒が必須。
残念ながら本に掲載するレベルのトンカツではなかった。そして「林SPFの店はイマイチ」説がまた補強された。