多分世界で最初のとんかつ評論家　元木一朗のブログ

こりゃ、絶体絶命度はマイアミを上回るね。

去年のセカンドステージのマリノス、アントラーズ、ジュビロの優勝争いも凄かったけど（５分間で優勝の行方が２転）、今日のもね。以下、実況。

立ち上がり、ペースを握ったのはヨルダン。日本は動きが重く、ヨルダンに対してプレスがかからない。ヨルダンは中盤でほとんどボールを支配する展開。

前半３分、NHKアナウンサーの「サイードが左サイード」というギャグが炸裂し、マッタリ感はいやがおうにも上昇。
逆にヨルダンのプレスは早いなぁ、と思っているそばからヨルダン先制。サントスはお茶でも飲んでいたのか？

と思っていたら、セットプレーから日本も同点に追いつく。やれやれ。

今日はテレビ朝日はアナウンサーがうるさいのでNHKで見ていたのだが、ちょっとテレ朝をのぞいてみたら、テレ朝は国際映像以外の独自映像もある。ということで、画面はテレ朝、音声は衛星という体制へ移行。

中国からの放送は完全な生ではなく、１０秒ほどの検閲タイムがある。テレ朝とNHKの画像は完全にシンクロしているので、検閲タイムは完全に統一されているようだ。

１５分ぐらいからはようやく日本も体が温まってきたのか、ポゼッションは同じ程度に。

日本はディフェンスの連携がイマイチ。特に左サイドのディフェンスがあまく、危険なシーンもしばしば。また、中盤から前線へ供給されるパスも不正確でたびたびインターセプトされる。

早いプレスと激しい当りのヨルダンがややペースを握ったかたちで試合は進む。一方の日本はセットプレーからペースを引き戻そうとする。

４３分にはヨルダンの強烈なミドルシュートを川口が片手でセーブ。神の予感。

後半も日本は相変わらず全体的に動きが重め。１０分に遠藤に代えて中田投入。１５分ぐらいから徐々にセカンドボールをキープできるようになってきた。２６分ごろに本山を投入し、流れを変えようとする。が、結局その後も一進一退で延長へ突入。

延長前半１０分には中澤のヘッドがファインセーブに阻まれる。やや日本ペースで時々ヨルダンのカウンターという展開。延長後半５分には一対一の大ピンチもヨルダンのミスに救われる。６分には日本も決定的なチャンスを作るがフリーで放った中田のヘッドはクロスバーの上。

結局延長戦でも両チームには得点が生まれず、このままPK戦へ。

PK戦、まず一人目の俊輔がユーロのベッカムのように宇宙開発。続くサントスも同様に宇宙開発。その後、両チームとも着実にゴールを決めて、もうだめぽ、と思ったのだが、「これが決まったら終了」という絶体絶命の状態でヨルダンの４人目を川口（神認定１回目）が左手一本でセーブ。

さらにヨルダン５人目が気合満点の長い助走から失敗。こんなことがあるのか！！起死回生というか、蘇った日本。ところが、６人目の中澤が失敗。もうこれで完全にだめぽ、と思ったのだが、なんと、川口（神認定２回目）が２度目のスーパーセーブ。

７人目の宮本が落ち着いて決めた後、ヨルダンの７人目がゴールを外した。

奇跡的な準決勝進出。川口は神認定（ジーコは人間）。