2000年03月19日

亡国のイージス

「亡国のイージス」読了。いやぁ、随分時間がかかった(^^;。1ヶ月近く(もしかしたらもっと?)かかった。

亡国のイージス
海洋冒険物。感想は、「とにかく長い(^^;」。しかし、仕方がないかな、あの長さは。主要人物達を丁寧に書いて、さらに自衛艦の細かいハード、ソフトをもの凄く丁寧に書いているから。だから、「無駄に長い」という感じはしない。でもさ、無駄に長くはないんだけど、やっぱ、大変だよ、これを読むのは。

で、内容だけど、確かに面白い。物語のベースになる「防大生の論文」というのが稚拙だったり(これはある意味致命的ではあるのだが)、所々に垣間見られる作者の主張(でもないのかもしれないけど)に容易に感情移入できないところがあったりもするんだけど、そういう細かい点を些細なこととして一気に押し切るような迫力がある。ということで、☆2つの評価。

#読む人は覚悟して読んでね。もちろん、その長さに(^^;

ところで話は全然変わるのだが、以前(5年ぐらい前かな?)三菱総研にいたときに海上自衛隊から幹部候補生の人(明石氏)が1年間研修に来たことがあって、一緒に仕事をさせてもらった。この人が非常に優秀な人で、それまで自衛官の人とまともに話したことがなかったので、かなり強く印象に残っている。

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この記事へのコメント
buuさん、こんばんは。
え〜〜〜!?私としたことが、こんな前にbuuさんが、「亡国のイージス」をエントリーされてたとは、TBしてもらって、初めて気がつきました!!(TBありがとうございます!!)
buuさんち、よく読ませてもらってるのに、私としたことが不覚でした。(笑)
>物語のベースになる「防大生の論文」というのが稚拙だったり(これはある意味致命的ではあるのだが)
そうなんですか・・。私には、よくわかりません。
そこらへんは、さらりといってしまいました。(笑)

(→ネタバレしてます)私は、宮津が死ぬ時、息子やその前に死んだ部下達が、一人ずつ迎えるところが、場面的(?)に好きです。映画「タイタニック」でローズがおばあさんになって、死ぬ時にジャックや乗っていたみんなに、タイタニックへ迎えられて死ぬ時となんか重なります。
そして、如月と仙石・・・心が温まりました。

TBさせてもらいます。どうぞよろしく。
Posted by ワルツ at 2004年08月10日 20:25
あ、いや、このエントリーは別のところで公開してあった日記をこっちに移送してきたものです。こちらに導入されたのはつい最近です(^^;

この本、分厚いのに字が小さいんですよね(^^;
Posted by buu* at 2004年08月10日 23:14
トラックバックありがとうございました。

私としては、台詞やその他モロモロが、どうしても青臭く感じてしまう所があって
「レッドオクトーバーを追え」の様に、もっとシリアスなハードボイルド(?)な方が好きです。

でも、それでも全体としてはとても面白かったです♪
Posted by じえい at 2004年08月11日 07:49
「青臭い」というのは確かにそうかもしれません。ちょっと力が入りすぎというか。でも、慣れちゃえばどうってことないような気もします。ローレライも読もうか思うのですが、やはり長いので尻込みしております(^^;
Posted by buu* at 2004年08月11日 17:54
過去の記事をまったりと読ませていただいております。
この本は、私の中で過去数年間のベスト3に入っています。
最初に読んだときは2晩がかりでしたかね…。
確かに力が入りすぎとか青臭いとかいう感想もよく判りますが
何度読んでも最後まで一気読みさせるパワー、迫力は
最近のミステリー(なのでしょうか?)には珍しいほどです。
『終戦のローレライ』も大変良い本です。おすすめします。

現在は『イージス』『ローレライ』ともに映画化が進んでいるようですが
その出来が気になるところです。
ありていに言えば、心配です。
あんなに長くて密度のある話を、2時間程度の映像にすることは可能なのでしょうか…?
映像化は、原作ファンを幻滅させるのが常ではありますが、
できたらあまり切なくはなりたくないもので(笑)

長文コメント、失礼いたしました。
Posted by variousmoon at 2004年08月14日 22:49
凄い!!二晩で行っちゃいましたか!
僕は読むのが遅いので、長編になるとかなり厳しいです(;_;)そして、記憶力も大分衰えてきているので、「なんだっけ?」みたいにして前にもどることもあります(^^; そして、読み終わると割と早い時期に内容を忘れます(^^;(^^;(^^;

ローレライですか、じゃぁ、頑張ってみようかな(^^

ちなみに今未処理の本には「イン・ザ・プール」「ブレイブ・ストーリー」「イスラームの常識がわかる小事典」、アマゾンからもうすぐ送られてくるものに「ICO」なんかがあります・・・・・とりあえず、アマゾンの買い物カゴに入れておきます(^^

映画化は、なかなか大変でしょうね・・・・・今までの日本映画で、原作を先に読んでいて「おおっ!」っと感心したのは後にも先にも「ピンポン」だけです・・・・・・・。ピンポンは、窪塚がすごくはまり役でしたが、現実でも「I can fly!」したので、本当に本当に本当にはまり役だったのかもしれません(^^;しかし、せめて下が川とかじゃないと、飛べなかったときに困る・・・・と話がそれましたが、長文コメントも全然構いません。過去記事、掘り出していただきありがとうございます(^^
Posted by buu* at 2004年08月14日 23:22
はじめまして。福井晴敏ピープルからやってきました、のびといいます。「亡国のイージス」は先月読んだばかりなのですが、どんどん引き込まれてしまいました。特にラストには泣かされてしまいました。
今夏映画化されますが、海上自衛隊完全バックアップとのことですし、今から楽しみでなりません。
Posted by のび at 2005年05月07日 08:48
こんばんは。

これだけの長編なので、きちんと映画化されているか心配ではあるのですが・・・・・ちなみに僕は今ようやくローレライに着手したところです。例によって、いきなり読み始めて数ページで引き込まれてしまいました。この人は本当に導入が上手です。
Posted by buu* at 2005年05月07日 22:19
初めまして。私も読むのは遅い方なのですが、この本だけは途中でページを閉じることがなかなか出来ずに、2日半で読んでしまいました。ローレライほど長くなくてももう少し読んでいたいと思いましたね。ジョンヒには生き残って再び記憶を失くしているところで行と出会って欲しいと願ったのですが・・・。
Posted by よしえもん at 2005年06月10日 03:44
現在、ローレライに着手しており、今2巻の途中。例によって時間がかかっておりまする・・・
Posted by buu* at 2005年06月10日 16:24