昼食後は自由時間だったので、まずティーン教会を観に行ったのだが、ここは土曜日でお休み。仕方がないのでガラスの扉越しに内部を写真撮影。
と、ここでIXYデジタルのバッテリーが切れてしまい非常に悲しいことに。まぁ、まだFZ−10があるから良いんだけど。
プラハの街中でウィンドウショッピングをしながらプラハ市民会館へ。
ここは旧市街にあるアール・ヌーヴォーの建築。エントランス部分にガラスのドームがある。内部には1500人収容のコンサートホールがあるらしい。また、2階のサロンはチェコの芸術家達の作品で壁が飾られているらしいのだが、残念ながらここには入る事ができなかった。
ところで、ここに限らず、プラハの街にはオープンカフェが非常に多い。多くの人がカフェでのんびり話をしているのだが、飲んでいるものは大抵ビールである。だからみんな太っちゃってるのかな。こちらの人は3人に2人は日本人の感覚からすると「超」がつく肥満である。
プラハ市民会館のすぐ隣(というか、くっついている)にはカレル橋の旧市街側の塔をモデルにして建設された「火薬塔」がある。こちらはゴシック様式の塔。
アールヌーヴォーとゴシックがくっついちゃってるところがびっくりだが、どうもこちらの人たちはこういうキメラ的な建築には全く違和感を持たないらしい。ここに限らず、色々な様式の建物が混在しているし、おまけに建物と建物の間には隙間がない。「壁」は共有財産のようで、日本だったらあたりまえに存在する建物間のスペースがないのである。
この火薬塔、当初は普通に「門」だったらしいが、その後17世紀末に火薬庫に転用されたため、この名前になっているとのこと。でも、あんまり火薬塔って感じの建物ではない。
ムステーク駅方面に出て、ヴァーツラフ広場へ。広場沿いにあるバーチャの販売店やペテルカ館、さらにホテルエヴロパといった名物建築を見た後、国民劇場へ。
ところが国民劇場へ行く途中で迷子になってしまった。街の中は道路がきちんと90度で交差しておらず、日本で言えば神田、淡路町のような様相。当然EZナビウォークも使えないので、自分がどこにいるのかさっぱりわからない。あちこちをさまよったあと、ようやく「あぁ、ここらへんにいるのかな」と推測できる場所に出た。そこは「国民博物館」。国民博物館はさっきもヴァーツラフ広場から眺めたのだが、次の目的地である「ダンスをするビル」からはそう遠くない場所で、ラッキー。当初の目的地だった国民劇場もそう遠くないのだが、道を戻ることにもなるのでこちらは断念。ちなみにこの国民博物館、遠くから眺めただけなのだが、ネオ・ルネッサンス様式の例によって馬鹿でかい建物。
「ダンスをするビル」はアメリカ人のゲーリーとチェコ人のミルニッチの共同設計のビル。第二次世界大戦の爆撃跡地に建設されたオフィスビルで、2つの塔がダンスをする様子を表現しているとのこと。確かにこの写真の角度から見るとそんな感じ。ご丁寧に手、足、頭まである。ちなみに右側の頭の部分はメドゥーサを表現しているそうだが、メドゥーサって女性じゃなかったっけ?右側が女性なのかな???腰が曲がっているので、左が女性だと思ったんだけど。
ここからヴルタヴァ川を渡り、対岸から川沿いを北上。川と運河に挟まれた部分が公園になっていて、子供たちがブランコやシーソーで遊んだり、大人がフットサルをやっていたりする。それを眺めながら歩いていたところ、なんとこの道が途中で行き止まりになり大はまり。一見そのまま歩いて通り抜け出来そうなのだが、柵があって先に進めない。仕方がないのでもと来た道を戻り、運河に沿って川沿いに歩く。
カレル橋のそばの喫茶店でちょっとお茶。ここでは飲み物しか飲まなかったけど、近所のテーブルで観光客が食べていた料理は滅茶苦茶量があってすげぇ美味しそうだった。ちなみに飲み物は炭酸飲料とコーヒーとビールがあったんだけど、ビールは昼ごはんで飲んだのでここではコーラを注文。
この頃から天気が回復してきて、日が差してきた。写真を撮るにはナイスだが、かなり暑い。
コーラを飲み終わったのち、丘を登ってさっき横を通った聖ミクラーシュ教会を見学。ここも例によって馬鹿でかい。高さ79mのドームと鐘楼をもつバロック様式の教会である。内部は全て撮影可能なので、中の装飾を色々撮影。
モーツアルトはここが大好きだったらしい。
そこからさらに丘を登り、再びプラハ城へ。さっき見た大聖堂はもう公開時間が終了しており、聖イジー教会へ。こちらもやはり公開していなかったので外から見学。聖イジー教会はロマネスク様式の教会で、プラハ城の中では最も古い建築物とのこと。
教会の写真を撮っていたら、お婆さんが近寄ってきて、色々と建物について教えてくれた。
そこからさらに奥に入って錬金術師通りへ。ここにはカフカの執筆活動の拠点となっていた非常に狭いアパートがある。本当に長屋の一部屋という感じである。現在はこの長屋、アンティークやら、絵画やら、お土産品やらを扱う売店となっている。カフカの部屋も他と同様、売店になっていた。錬金術師通りを抜けて、城の庭を抜け、城の外へ。城の外に出るとそこは午前中に写真を撮った展望台である。ここで水を購入してちょっと休憩。とにかく歩き詰めだし、アップダウンもあるので疲れる。
10分ほど休んでから丘を降りて再びカレル橋へ。
カレル橋はさっきより大分人出が増えている。今度は時間があるのでのんびり大道芸を見ながらわたる。途中、似顔絵描きが5歳くらいの女の子の絵を描いていたので、それを見学。
なるほど、上手に描くものだなぁ。「10分で描くよ」って書いてあったのだが、まぁそれよりはちょっと時間がかかっていたと思うのだけれど、それでもあっというまにそっくりの似顔絵に仕上がっていく。どこかの誰かがパソコンで描く似顔絵とは大違い(^^;
集合時間が迫っていたので、絵が完成する前に似顔絵コーナーを離れ、橋を渡って旧市街地の方へ。そのまま集合場所に行くつもりだったのだが、橋の旧市街地側の塔が公開されている。馬鹿となんとかは高いところが好きというが、ここに登らない手はない、ということで塔へ。塔の上からカレル橋やら旧市街やらを眺め、写真撮影。やはり高いところは良い。
ここでとうとうFZ−10のバッテリーも終了。塔を降りた後、旧市街をダッシュで駆け抜け待ち合わせ場所へ。時間ぎりぎり。
そのあと旧市街の中にあるビアレストランで夕食。ここで食べたのはローストダック。味はまぁまぁ。食後、バスでホテルに帰還。
色々とバッテリー切れしたものがあったのでそれらを充電。ホテルではインターネットルームがあったので、そこでパソコンをつなぐ努力をしたのだが、やはり自前のパソコンは接続できず。仕方がないので備え付けのPCでネットにアクセス。ブログには適当にローマ字で記入。中日は二軍落ちした野口が再登録されて登板、ご丁寧に再度炎上してベイスターズに大敗した様子。チューリッヒで見た女子800mフリーは決勝だったらしい。金メダルだったとは驚き。男子メドレーリレーも銅メダル。やはりブレストに強い選手を持っている日本は有利だなぁ。と、色々ネットで情報収集した後就寝。
プラハを絶賛する人もいれば「暗くて嫌い」という人もいる。だから以前から自分の目で確かめたいと思っていた。既に1980年代のウィーンでは撮影が不可能だった映画「アマデウス」の中世の街並みは、プラハの旧市街で撮影されたと聞いていたし、隣国ハンガリーのブダペストと
プラハ〜変わらない風景【Blog by Kazu】at 2004年11月12日 08:17
とりあえず、みんなオープンカフェでビール飲んでました。料理がすげぇ量で、こりゃ太るわ、と思いました(^^ 天気がイマイチだったので、写真を撮るにはちょっと、という感じでしたが、天気が良いと日差しが強くて、観光するには大変だったかもしれません。