多分世界で最初のとんかつ評論家　元木一朗のブログ

朝６：３０に起床。例によってあまり食べるものがない朝食の後、バスでチェコの田舎へ移動。

プラハを出て１５分もするともう田舎。景色は真っ平で、小麦畑が延々と続いている。高速道路を走行中、途中、マクドナルドに寄り道。見た事がないメニューがあるが、昼ごはんが食べられなくなると困るので注文は断念。バスの中で夢枕獏の奇譚草子読了。

移動の最中に天気は曇りから雨に。バスで到着したのはチェスキー・クルムロフ。ヴルタヴァ川沿いに発展した水辺の古都で、ここの街並みは世界遺産に登録されている。

ここにはチェコで２番目に大きな城がある。このチェスキー・クルムロフ城、当初はゴシック様式、次にルネッサンス様式に改築、さらにはバロック様式部分が加えられるという、かなり雑多な建築物。

まず城下町を散策。この途中、一緒のツアーの人がスリに遭遇。かっぱらわれたものは大したものじゃなかったようだけど、気分は悪い。

城下町は石畳の細い路地が網の目のように配置されていて、観光客対象の小さな店が並んでいる。どの建物も妙に古い。ゴシックやらルネッサンスやら、様々な様式が混在している。

この世界遺産に指定されている街並みを見た後、チェスキー・クルムロフ城へ。城の中の代表的な２０部屋を見学。たくさんの絵が飾ってあるが、どの絵もあまり上手ではない。部屋の様式も例によって部屋ごとにゴシックやら、ルネッサンスやら、色々混ざっている。途中、「お、ここの絵は上手」と思ったらそれは模写だったらしい。

城を見終わったあと、昼ごはん。昼食は街の中のビアレストラン。出てきたものはマスのバターソテー？この手の料理なら日本で食べた方が美味しいなぁ。ビールを飲んで、良くわからないフルーツ盛り合わせを食べて、紅茶を飲んで退散。

出発まで少々時間があったので、小雨の中、街を散歩。お土産を買おうと思ったのだが、マリオネットぐらいしかめぼしいものがなく、荷物になるのも嫌なのでそのまま待ち合わせ場所に戻り、駐車場へ。

バスに乗るとそこからは高速でウィーンへ。途中、ほとんど寝ていたのだが、時々目を覚まして周りをみると目に入るのは小麦畑やら、トウモロコシ畑やらで、起伏があまりない地形がずっと続いていることが多かった。割と日本に似た風景。

陸路でチェコからオーストリアに入ったのだが、入国審査は非常に簡単。バスの運転手に通関の人が２、３質問して、それでおしまい。パスポートも不要だし、僕が何か喋る必要もない。通関後、ユーロを入手しようと両替所に行ったら、なぜかそこがお休み。というか、営業を停止していてやっていない。仕方がないのでウィーンで両替することに。

オーストリアに入ってすぐにサービスエリアにピットイン。飲み物やらポテチやらをチェックしたが、妙に高額。チェコに比べると物価は３倍程度か？ユーロがないので買い物はできず。ちなみにオーストリアよりチェコの方が女性と子供は可愛い。景色は相変わらず平坦な畑中心だが、日本との違いはところどころに風力発電の風車があること。チェコに比べると畑やら、林やらは整備されている印象がある。

ＳＡを出るとそのまま一路ウィーンへ。ウィーンで泊まるのはウィーン西駅そばのホテル。西駅は海外への列車の発着駅となっているようで、そこそこに栄えている感じ。荷物を置きに部屋に入るとこの部屋が滅茶苦茶タバコくさい。窓を開けて換気を試みるが、あまり効果がなさそう。

とりあえず窓を開けっぱなしにして、夕食へ。夕食はウィーン風居酒屋とのこと。まぁ、確かにウィーン風かも。ワインを飲み、ビールを飲み、肉の盛り合わせを食べて食事終了。料理にバリエーションがないが、味はそこそこ。薄味だが肉の質はそれほど悪くない。

食事後、ホテルに戻ってから両替所へ。１万円ほどユーロに替えて、その足でインターネットカフェへ。ネットカフェのお兄さんに「自分のパソコンをネットにつなげることはできるの？」って聞いたら、「できない。２つぐらい先の駅に行けばできるかも」との返事。しかし、もう２３時近いのでお出かけは断念。ホテルに戻って寝ることに。部屋は相変わらず臭い。