土曜日の朝早くからやっているウルトラマンネクサス。これ、色々な意味で画期的なウルトラマンである。
まず、一話完結じゃない。いいところで終わっちゃうのは当たり前。番組の冒頭でウルトラマンの戦うシーンがあって、そのあとはウルトラマンが出てこなかったりする。一種類の怪獣で4話ももたせたりする。
それから、ウルトラマンが完全に地球人の味方として描かれていない。地球解放機構(ティルト)はウルトラマンも攻撃してしまうのだ。
地球解放機構の参謀は正体不明の若者だし、地球人は怪獣の存在を知らない。怪獣に襲われた人たちは、その後メモリーポリスという特殊部隊によって記憶を消されてしまう(メン・イン・ブラックのパクリ)。
ティルトの中には特殊任務に就く精鋭部隊、ナイトレイダーがあるのだが、この部隊の副隊長の女性はすげぇ怖い。命令無視とかしちゃうし、上官に平気で嘘をつく(^^;
それから、何と言っても最も画期的な設定。それは、ウルトラマンに変身する人間がティルトの隊員でない(もちろんナイトレイダーの隊員でもない)のだ。
そうそう、怪獣だけじゃなく、なんか裏のウルトラマンみたいなのが出てくるのも異色。レオにアストラというできの悪い弟が出てきていたが、あんなもんじゃない。ドラゴンボールのピッコロと神様みたいなもの?っていうか、パクリ(^^;?
そして、土曜日の朝っぱらから何しろ暗いのだ。ウルトラセブンも独特の暗さがあったけど、その比じゃない。さぁ、これから土日だぜ、っていう朝っぱらかこんなウルトラマンを見させられる今の子供達は大変だ。
でね、つまらないかというとそんなことはない。面白いんだ、これが。