神保町界隈で夜ご飯になるとどうしてもカレーや中華になってしまう。先日も、「またカレーかなぁ」などと思って歩いていたら、いかにも美味しそうな店を見つけて立ち寄ろうとした。ところが、空席はあるものの、予約でいっぱいということで断られてしまった。今日はそのリベンジ。料理は4,500円のコースのみ。
最初にビールを頼んだら、これは松徳硝子のうすはりかな?これだけでちょっと期待が高まる。
一番最初のむね肉のみ、ちょっと塩分がきつくて心配になったのだけれど、続くレバー、うずら、鴨、つくねはどれも適切な塩加減だった。レバーなどは焼き加減が絶妙で、一本一本、材料に合わせて慎重に火の通り具合をチェックしながら焼いているのが伝わってくる。サラダも手抜きがないし、締めの親子丼も美味しい。老舗の焼き鳥屋とはまた違った趣だけれど、良い店を見つけたと思う。
ちょっと残念なのは、敷居の低さからなのか、客層がイマイチなこと。つくねに添えられているきんかんをみかんの一種だと勘違いして大声で感心している若い女性にはさすがに苦笑してしまった。でも、店が客を選ぶのには時間がかかるから、仕方がないところかも知れない。神保町の夜の定番になりそうな店である。評価は☆3つ。
店名 蘭奢待 (らんじゃたい)
TEL 03-3263-0596
住所 東京都千代田区神田神保町2-12-3
営業時間 【月〜金】17:00〜24:00 【土】17時〜22時
定休日 日・祝