いつもはしょうゆを注文するのだが、今日は初めて塩を注文してみた。塩は塩で、やはりレベルが高い。でも、知名度が低いので、行列なしで食べることができる。今後もあまりメジャーにならず、ひっそりと営業していてくれると、ファンとしてはありがたい。

8/AAC
98.3.29
トンコツ、トリガラブレンドに強めの和風だしの返しの醤油味スープ。西東京に多くみられる典型的な東京ラーメンである。スープはもうちょっとグルタミン酸イオンの味があるとさらに美味しくなる気がするのだが、それでも高品質。ただ、煮干し・鰹節のダシの強めのスープに慣れてない向きにはちょっと抵抗があるかも。A評価は若干甘めの気もするが、かといってBでは厳しすぎる気がする。麺はやや細めの縮れ麺。食べてる最中に若干心許なくなってくるが、それでもコシが楽しめるし、スープの絡みも良い。チャーシューは食紅で色をつけた昔ながらの支那そば風で、食べる場所によってはなかなか美味しいのだが、そうでない部分も少なくない。わざわざチャーシューメンを頼むほどのレベルではない。ちなみにエビワンタンがなかなか美味しいのだが、エビワンタンメンをオーダーすると、ワンタンに含まれる水分でスープがかなり薄まってしまい、スープの味を損ねる。こうした商品を提供するのであれば、返しを濃い目にするなどの工夫が必要であろう。初めて食べる人はもちろんだが、この店で本気でラーメンの味を楽しみたいと思うなら「支那そば」を注文すべき。別 皿でワンタンが頼めるのであれば良いのだが。
写真:http://www.netlaputa.ne.jp/~buu/pict/tantan.html
4/BBB
97.8.29
スープは恐らく豚骨中心で和風ダシの返し。醤油が特別なのか、貝類からダシを取っているのかは判らないが、やや酸味がある。まぁまぁ、といったところか。麺はやや細めの撚りが入ったもの。食べ始めはいいが、だんだん柔らかくなってきてしまう。スープの絡みは普通 。チャーシューは昔ながらの食紅で赤くしてあるタイプ。これもまぁまぁ。そんなにうまくないとは思うが、時々無性に食べたくなりそう(^^;。
春木屋本店
3/BBC
1999.12.4
東京ラーメンとしてはやや豚骨よりと感じられる、トリガラ豚骨ブレンドタイプの醤油味。東京西部ラーメンとしては魚のダシはやや弱め。春木屋をややマイルドにしたような印象。麺はやや柔らかめの縮れ麺。スープの絡みはそこそこ。チャーシューは結構まずいのに、凄く値段が高いので、チャーシューメンは損。
94.6.20
荻窪ラーメンの老舗。いつも混んでいるので5軒ほど隣のセブンイレブンで新聞、雑誌等を買ってから並ぼう。超有名店なので話の種に一回行ってみてはどうか。ちなみに味の方であるが、東京ラーメンとしては間違いなくおいしい部類にはいる。しかし、この手のラーメンは特徴がなく、「すげーうまい」という評価は得にくいだろう。
98.11.15
スープは豚骨トリガラブレンドでやや豚骨が強めがベース。これに野菜や昆布などを加えたものに海産物系の返しを加えたものと思われる。西東京独特の魚系の風味が強い醤油味で、スープ単独ではかなり美味しい部類。麺は東京ラーメンとしてはやや太めの縮れ麺。コシがあって美味しいがスープの絡みが今ひとつ。麺にスープが絡まないときはスープか、麺か、どちらかに弱点があるものだが、この店の場合はちょっとどちらが悪いのか判らない。恐らく、もう少し麺を細いものにすればスープの絡みが良くなると思うのだが、そうするとコシがなくなるなどのデメリットも生じるはず。とすれば、改良すべきはスープの味の濃さになるのかも。一応、スープの評価をBにしておくことにした。なお、チャーシューは部分的には標準レベルのところもあるが、ほぼ「まずい」部類。これで500円も高くなるのでは、チャーシュー麺はお金の無駄だと思う。