2019年06月05日

支那そば 北熊 熊本駅店




名称:支那そば 北熊 熊本駅店
種類:北海道
場所:熊本
注文:焼豚入り支那そば
評価:5/ABC
2019.6.5.
コメント:麺は北海道タイプの縮れ麺。コシ、スープの絡みともに良好の良品。

スープは鶏ダシとのことだけど、豚との違いはクリアではない。ここまで煮出してしまうと、よっぽど動物ダシの味を前面に出してこないと、判断がつかなくなってくる。味はそこそこ上手に整えている。

チャーシューはまずい。

熊本駅は最近リニューアルしたようで、それにともなって新たに出店した様子。この手の大規模ターミナルの店舗は契約料も高いし、長期間の契約になりがちで、結果として事業者は大規模な資本を背景にしている必要が出てくる。めでたく出店しても、賃料が高いので、価格に上乗せしなくてはならない。ところが、チェーン店だと、賃料が高いから価格をアップする、ということができず、利益を圧迫する。逆に、黙っていても客は入るので、広告宣伝費は安くて済む。しかも、味が落ちても問題ない。結果として、大規模ターミナル駅のラーメン屋はすべからくまずい、という事態になる。この店も、まずいとは言わないが、美味しくもない。

なお、担々麺も食べてみたが、評価は同じである。







店名 支那そば 北熊 熊本駅店 (シナソバホクユウ)
電話 096-342-6393
住所 熊本県熊本市西区春日3-15-30 肥後よかもん市場内
営業時間 11:00〜23:00(L.O. 22:30)  

2016年01月06日

角萬




名称:角萬
種類:熊本
場所:南熊本
注文:焼豚らーめん
評価:6/ABB
2016.1.6.
コメント:麺は細めのストレート。もうちょっと硬麺でも良いと思うけれど、コシを楽しめるし、スープの絡みも良好。

スープは豚骨白湯。500円しないラーメンのスープとしては上出来。豚骨ライトという感じで、素晴らしいコクがあるわけではないけれど、普通に美味しい。

チャーシューも九州ラーメンとしては良い部類。

昔ながらのラーメン屋さんで常連さんでいつも賑わっている感じだけれど、そういう店にありがちなよそ者に対する排他感のようなものは感じられない。八代に出かけるラヲタなら食べておくべき店だろう。

店名 ラーメン角萬 (らーめんかどまん)
TEL 0965-34-8740
住所 熊本県八代市塩屋町6-26
営業時間 11:00〜20:00(L.O19:00)
定休日 月曜日  

2016年01月04日

大将軍




名称:大将軍
種類:熊本
場所:南熊本
注文:焼豚らーめん
評価:6/BAB
2016.1.4.
コメント:麺は細めのストレート。もうちょっとコシがあっても良いかな、と思うけれど、スープの絡みは良好。

スープは豚骨ベースの白湯。マー油が効いたいわゆる熊本タイプ。ただし、ニンニクチップなどのトッピングはなかった。脂と塩気のバランスが良く、最後まで美味しく食べることができた。

チャーシューは角煮のような甘い煮豚で、まぁまぁ美味しかった。

店名 大将軍
TEL 096-364-6773
住所 熊本県熊本市中央区南熊本1-3-6
営業時間 11:00〜15:00 17:30〜20:00 ※チャーシューが無くなり次第終了
定休日 年末年始  

松葉軒




名称:松葉軒
種類:熊本
場所:藤崎宮前
注文:焼豚らーめん
評価:0/CCC
2016.1.4.
コメント:麺は細めのストレート。やや茹ですぎなのが残念。スープの絡みも今一歩だけど、これは麺だけのせいではなさそう。

スープは豚骨ベースの白湯タイプで、熊本においてもライトな感じ。脂が多めでちょっと塩気が足りない。揚げニンニクやゴマで風味づけしても本質的なところは変化がない。ベースの味は悪くないと思うが、脂分に押し負けている印象を受ける。

チャーシューは普通のレベルなのでトッピングするほどの魅力はない。

地元の人に愛されている感じで、一見のラーメンオタクがあーだこーだ言うのは野暮かな、と思う。

店名 松葉軒
TEL 096-343-7767
住所 熊本県熊本市中央区妙体寺町5-14
営業時間 11:00〜23:00
定休日 不定休  

2015年04月01日

天和

熊本市内で評判の良い「天和」に行ってみた。以下、評価。




名称:天和
種類:熊本
場所:南熊本
注文:ラーメン
評価:3/BBC
2015.4.1.
コメント:麺はやや細めのストレート。ややコシが不足した麺で、プツプツ切れる食感がイマイチ。スープの絡みはまぁまぁ。

スープは豚骨ベースの塩味で、ガーリックパウダーと胡椒で無理やり味を整えた感じ。ダシの旨味より、調味料が前面に出てしまっている。屋台では時々見かける乱暴なタイプのスープで、飲んだ帰りにしめで、というなら選択肢としてありだと思う。もちろん、東京からわざわざ食べに行くほどのものではない。

チャーシューはもも肉を醤油ダレに漬けて濃いめに味付けした、これまた調味料の味が前面に出たもの。悪くないけれど、良くもない。

昔はこういう調味料の味ばかりのラーメンは珍しくなかったが、最近はあまり見かけなくなった。昔なつかしいと言われればその通りだが、また食べたいかと聞かれれば、この店以外のどこかの店で食べたい。

店名 ラーメン天和
TEL 096-362-1237
住所 熊本県熊本市中央区九品寺5-15-5
営業時間 12:00〜24:00
定休日 月曜  

2015年03月31日

大輪ラーメン

玉名のラーメンを食べてみようと思い、大輪に行ってみた。以下、評価。




名称:大輪ラーメン
種類:熊本
場所:玉名
注文:ラーメン
評価:9/A特AC
2015.3.31.
コメント:麺は細めのストレート。麺硬めで注文したけれど、それでも若干柔らかめ。しかし、コシが足りないといったことはなく、スープの絡みも良好。

スープは豚骨ベースの白湯タイプで、やや濃厚な感じ。九州系としては一番万人受けしそうなところをついていると思う。テーブルにどんぶりを持ってきてくれたタイミングで「にんにく入れますか?」と質問され、はいと応えるとスプーン一杯の揚げにんにくを振りかけてくれる。甘みとコクの強いスープで、揚げにんにくを入れるとさらに旨味が増す。ネギなどの薬味によって味が乱されることもなく、最後まで美味しく食べることができる。

チャーシューには力を入れてない様子で、スープに比較すると見劣りする感は否定できないが、九州ラーメンならこんなものだろう。

替玉がなく、テーブルの上には胡椒が置いてあるだけと、この辺りのラーメン屋に比較すると至ってシンプルなところも印象的である。この近辺で食べたラーメンの中では一番印象が良かった。

店名 大輪ラーメン (だいりんらーめん)
TEL 0968-73-3548
住所 熊本県玉名市中1177-4
営業時間 [月] 11:00〜15:30 [火・水・金〜日] 11:00〜23:00(材料無くなり次第閉店)
定休日 木曜(祝日の場合は前日または翌日)  

東洋軒 本店

美味しい熊本ラーメンを求めていて、なぜか福岡まで来てしまった。福岡と熊本の県境は本当に何でもない小さな通りで、標識がなければ気が付かない。

さて、そんな福岡県は大牟田の「東洋軒」で一杯。以下、評価。




名称:東洋軒 本店
種類:福岡
場所:大牟田
注文:ラーメン
評価:9/AAB
2015.3.31.
コメント:麺は細めのストレート。加水率がやや低めで、コシが強い。上手に扱われているようで、スープの絡みも良い。

スープは豚骨ベースのやや濃厚タイプ。バランスよく仕上がっていて、辛子高菜などの主張が強いトッピングを乗せても大きく崩れたりはしない。今回は替玉はしなかったが、無料のトッピングも充実していたし、替玉用のタレも用意されていたので、替玉後も楽しめる可能性が高い。

チャーシューは九州に良くある薄切りタイプだが、肉の質はまぁまぁで、これなら追加トッピングしても良いと思う。




店名 東洋軒 本店
TEL 0944-52-4443
住所 福岡県大牟田市不知火町1-4-18
営業時間 10:00〜15:30 18:00〜20:00
定休日 日曜  

武蔵




名称:武蔵
種類:熊本
場所:南荒尾
注文:チャーシューメン
評価:5/ABC
2015.3.31.
コメント:麺はやや細めでほぼストレート。麺硬めで注文したところ、コシがしっかりしていて、余計な臭みもなかった。スープの絡みも良好で、文句をつける要素が見当たらない。

スープは豚骨ベースの白湯タイプで、豚骨系としてはアッサリしている。味のまとめ方はなかなか上手だが、何か凄い特徴があるわけではない。強いて言うなら、チェーンでもないのに低価格でこのクオリティのスープを提供しているところが凄い。ただ、コストパフォーマンスよりも味の良さを求める観光客には向かない。

チャーシューは肉の質がイマイチでわざわざトッピングする価値はないと思うが、たった100円強のアップなので、とにかく肉が食べたいという学生には良いかもしれない。

特別美味いわけではないけれど、いまどきラーメン一杯430円、チャーシューメン543円という価格にはビックリさせられる。地元の生活者たちのソウルフードなのかも知れない。







ちなみにこちらは同行者が注文した味噌。ベースがしっかりしていないので、味噌にすると味が土台から崩れてしまう。地元の人以外にはお勧めできない。




店名 武蔵ラーメン
TEL 0968-68-6162
住所 熊本県荒尾市一部1409-1
営業時間 11:00〜24:00
定休日 月曜  

2015年01月03日

ラーメン陽向(ひなた)




名称:ラーメン陽向
種類:福岡
場所:健軍交番前駅
注文:チャーシューメン、麺硬、有明のり、替玉
評価:5/BAC
2015.1.3.
コメント:麺は細めのストレート。九州系にしては珍しく麺硬めで注文しても柔らかめ。加水率がやや高めなのか、茹で過ぎなのか、原因は不明だが、かなりもったいない。スープの絡みは良好。九州には質の高い細麺がたくさんあるのに、なぜあえてこのような麺を選んでいるのか不思議でならない。

スープは豚骨ベースの白湯。かなり脂が強く、こってりしていて、久留米ラーメン的な味わい。一杯目でちょうど良い塩加減で、替玉をするとバランスが大きく崩れる。とはいえ、テーブルの上にはラーメンのタレと高菜が用意されているので、調節可能である。スープの質が高いので、麺の弱さが一層目立ってしまう。

チャーシューは肉の質がイマイチなので、トッピングするのはお金がもったいない。チャーシューに200円投入するなら、有明のり130円にした方がずっと幸せになれる。




店名 ラーメン陽向
TEL 096-285-4450
住所 熊本県上益城郡嘉島町鯰1804-1
営業時間 11:00〜15:00 18:00〜23:30(平日) 17:00〜23:30(土・日・祝)
定休日 火曜日  

2015年01月01日

龍の家

東京でも食べることができる龍の家だけど、せっかく本場九州で食べることができる機会があったので、立ち寄ってみた。以下、評価。




名称:龍の家 益城インター店
種類:福岡
場所:健軍町
注文:コク味、チャーシュートッピング、麺硬め
評価:6/ABB
2015.1.1.
コメント:麺は細めのストレート。硬めで頼むと雑味や異臭が感じられる店が多いのだが、この店はそんなこともなく、極めて良質な麺である。

スープは豚骨ベースの白湯。コク味だと背脂が投入されていて、脂の風味が強い。ベースがやや軽めで背脂に押し切られている感があるので、純味の方が豚骨の風味を楽しめると思う。

チャーシューは九州系としては美味しい部類。

ファミレスタイプの業態で、年中無休、営業時間も長い。かなりの数をさばいているので、しっかりしたマニュアルが整備されているのだろう。お手軽感も強いが、こういった業態の店としてはレベルが高いと思う。

店名 ラーメン龍の家 益城インター店 (たつのや)
TEL 096-367-3933
住所 熊本県熊本市東区桜木6-7-20
営業時間 [月〜木・日]11:00〜24:00 [金・土・祝日前]11:00〜翌2:00
定休日 なし


  

2014年01月06日

めん処 昇龍

熊本ラーメン取材三店目はなんとスープ切れで閉店していた。閉店時間よりも1時間以上早く店を閉めてしまうとは、プロ意識が感じられない。ということで、プランBへと向かったら、こちらは正月でお休み。これは仕方がない。さらに、プランCの店も閉店していて、八方ふさがりである。もうやっている店なら何でも良い、というノリになって、飛び込んだのがこの店。ラーメンの他にうどんや蕎麦もあって著しく不安だったのだが、以下、評価。



名称:昇龍
種類:熊本
場所:松橋
注文:チャーシューめんとんこつ
評価:1/BCC
2014.1.5
コメント:麺は細めのストレート。コシはそこそこだが、茹で方が雑で臭みが残っている。細い麺はスープの絡みを心配する必要はないが、きちんと扱わないと臭みが残る。この店も、御多分にもれず、刺激臭が残っている。

スープは豚骨ベースの塩味白湯タイプだが、ベースのスープがきちんと作られておらず、かなり弱い。そこに各種調味料を加えて味を整えた感じで、スープに奥行きが感じられない。最近はインスタントラーメンでもこのレベルの味は出せると思う。

チャーシューはマズいわけではないけれど、美味しいわけでもなく、あくまでも普通レベルなので、トッピングする価値はない。

やはり、夜遅くに「やっているところならどこでも良い」という感じで飛び込んで美味しいラーメンを食べようというのが無謀だった。

店名 めん処 昇龍
TEL 0964-33-1980
住所 熊本県宇城市松橋町曲野2317-10
営業時間 19:00〜翌3:00
定休日 月曜日(月曜祝日の場合は翌日)

    

2014年01月05日

天琴

熊本ラーメン取材二軒目は天琴。熊本ラーメンの老舗である。以下、評価。




名称:天琴
種類:熊本
場所:山鹿
注文:ラーメン
評価:6/BAB
2014.1.5
コメント:熊本には3つの天琴がある。それらは玉名、山鹿、人吉にある。もともと、久留米にあった三九ラーメンをルーツとし、そこから暖簾分けしたのが玉名店、その兄弟の店が山鹿店、そして、玉名店で働いていた人が暖簾分けしたのが人吉店とのこと。これが熊本ラーメンのルーツとも言われている。

麺は細めのストレートで、このあたりが熊本よりも福岡の気配を感じさせる。かなり柔らかめだが、黙々と調理しているご主人と、テキパキと客をさばくフロアの年配女性は非常に話しかけづらく、麺硬めで注文できる雰囲気ではない。スープの絡みは良好だが、コシが弱いのはちょっと残念。少なくとも最近はやりの麺ではない。

スープは豚骨ベースの白湯塩味。しっかり煮出されたスープでコクが楽しめる。こういうスープを飲むと、全く味がないスープの九州ラーメン店に行列している人に飲ませたくなる。豚骨ラーメンのお手本のようなスープである。

チャーシューは普通に美味しいレベルの煮豚。かなり薄切りで量的には少量だが、600円のラーメンに過度な要求は野暮というものだろう。

老舗のラーメン専門店らしく、世間の流行とは無関係に自分の道を突き進んでいる感じである。

店名 天琴ラーメン
TEL 0968-43-2696
住所 熊本県山鹿市山鹿1509
営業時間 11:30〜15:00 16:00〜19:30
定休日 水曜日

    

2014年01月03日

豚骨伝説テル

熊本のラーメン絨毯爆撃出版のための取材一軒目は豚骨伝説テルというお店。最近、流行っているという情報を得たので、行ってみた。以下、評価。



名称:豚骨伝説テル
種類:熊本
場所:八丁馬場
注文:やみつきラーメン、こってり、チャーシュートッピング、麺硬め指定
評価:3/ACB
2014.1.3
コメント:麺は細めのストレート。硬め指定で注文したが、コシ、スープの絡みともに良好。

スープは豚骨ベースの塩味。マー油がかけてあって、東京人が考える典型的な熊本ラーメンといった見た目である。一口スープを飲んでみると、脂の膜ができていることもあって、味がボケ気味である。それなら、ということで高菜、ゴマなどの無料トッピングで味の調整を試みたのだが、改善されなかった。

チャーシューは標準的な煮豚。不味いわけではないけれど、わざわざトッピングする必要はない。

各種セットが充実していて子供には受けそうな店だが、スープは本格的とは言いがたい。ラーメンオタクにはヒットしないと思うが、安いし、サイドメニューも充実している。お腹をすかせた子供を連れていて、味はともかく量を期待するような家族連れなら良いかもしれない。

店名 豚骨伝説 テル
TEL 096-202-4457
住所 熊本県熊本市南区田迎町大字田井島249-1
営業時間 11:00〜24:00
定休日 無休

    

2013年07月22日

文化ラーメン

今回の熊本ツアー、最後の一杯は「文化ラーメン」。外見は「大丈夫か?」という感じの店なんだけれど、お客さんが絶えない。

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名称:文化ラーメン
種類:熊本
場所:肥後大津
注文:特製ラーメン
評価:7/B特AB
2013.7.22
コメント:麺はやや細めのストレート。ややコシが足りない感じだが、スープの絡みは良い。

スープは豚骨白湯タイプ。あっさりめのスープで、コクがあり、味付けも適度。バランスが素晴らしい。東京の人間が考える「熊本ラーメン」にかなり近いスープだった。

チャーシューは普通に美味しいレベルの煮豚。

麺が弱いのが惜しいのだが、個人的にはかなり好みのタイプである。熊本空港から帰るときは毎回ここに寄ってから帰りたい。

店名 文化ラーメン
TEL 096-293-2682
住所 熊本県菊池郡大津町大字大津1091
営業時間 11:00〜19:30
定休日 木曜日

今回はお店の写真集もどうぞ。




















  

昇天遊

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名称:昇天遊
種類:東京西部
場所:松橋
注文:にぼししょうゆラーメン
評価:7/ABA
2013.7.21
コメント:スープは鶏ベース豚骨ブレンドと思われる醤油味で、和風だしが強めに効いている。東京にあれば大して珍しくない東京西部系なのだが、熊本で食べるとちょっと新鮮な感じがする。動物系の旨味と和風だしのバランスが良く、全くバカにできない。

麺はやや細めのストレート。スープの絡みやコシには何の問題もなく、麺そのものの刺激臭なども感じられない。文句なく良品である。

チャーシューは美味しいので、肉が好きならトッピングすると良いだろう。

ちなみにこちらは同行者が注文したつけ麺。つけ麺というと太麺が山盛り、が定番だが、この店は細麺が適量。ユニークで面白い。

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店名 昇天遊
TEL 0964-32-8118
住所 熊本県宇城市松橋町曲野2303-1
営業時間 11:00〜15:00、18:00〜翌03:00
定休日 火曜日  

2013年07月19日

天外天

前回の熊本ツアーで食べに行ったら営業時間外で食べることができなかったのがこの店。今回はきちんと営業時間をリサーチして行ってきた。以下、評価。

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名称:天外天
種類:福岡
場所:水道町
注文:ラーメン
評価:10/AAA
2013.7.19
コメント:麺は細めのストレート。コシ、スープの絡みともに問題なく、麺の刺激臭も全くない。元々の品質が高く、麺方の技量も素晴らしいようだ。

スープは九州系としては珍しいやや透明なもの。ラードを含めた動物系の旨味だけではなく、野菜の旨味が印象的である。またかなりにんにくが前面に出ている。しかし、全く嫌味なところがない。

チャーシューはやや脂が多いバラ肉で個人的にはもうちょっと脂分が控えめの方が嬉しいのだが、味はかなり良いと思う。

熊本ラーメンというよりは福岡系のラーメンに近いと思うのだが、その水準は非常に高いと思う。飲み会がこの店の近所であったら、確実に「締め」の一杯を食べに寄ってしまうだろう。この店が東京になくて良かった。

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店名 天外天 本店
TEL 096-354-8458
住所 熊本県熊本市中央区安政町2-15
営業時間 [月〜木]19:00〜翌4:00 [金・土]19:00〜翌5:00
定休日 日曜・祝日  

桂花ラーメン 本店(再評価)

熊本ラーメンと言えば桂花ラーメン、というのが僕の世代のラーメン評論家の認識だったと思うのだけれど、渋谷の桂花プライム麺道場店も閉店になり、池袋の桂花はすっかり不味くなり、そもそも「なんじゃん桂」(大行列だけど大したことがない店のこと。なんでんかんでん、九州じゃんがら、桂花の文字を取って命名)という言葉も死語になってしまうくらいの凋落ぶりである。しかし、熊本のラーメン本を出すなら、この店ははずせない。ということで、

以前の評価
6/BAB
2001.12.4
麺はやや細め。加水率はやや高めの印象。あれ?これが熊本を代表するラーメン?って感じ。茹で過ぎなのか、ちょっと緩い感じなのが残念だけど、コシはかろうじて残っているし、スープの絡みも悪くない。スープはとんこつベースの白湯で、こってり感はないがコクがあって、「あれ?これが桂花?じゃぁ、新宿にある桂花は何??」。チャーシューも決してまずくない。やっぱ、ラーメンは本場、本店で食べなくちゃ駄目ってこと?


ちなみにこの評価は、「新宿の桂花は酷いけれど、熊本の桂花は意外といけている」という主旨である。

さて、最新の評価。

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名称:桂花ラーメン 本店
種類:熊本
場所:熊本城前
注文:桂花拉麺
評価:6/ABB
2013.7.19
コメント:麺は中位の太さで弱く縮れたもの。以前は加水率の低いストレート麺という印象だったのだが、今はちょっと違った感じだった。ややインスタント的な風味がしないでもないが、コシやスープの絡みは非常に良かった。

スープは豚骨ベース鶏ガラブレンドのあっさり白湯スープ。コクがあるという感じではないのだが、マー油で上手に風味付けしてあって、まとまりが良い。

チャーシューはモモ肉の煮豚だが、無難に美味しい。

わざわざ東京から食べに行くというラーメンではないのだが、池袋にある桂花ラーメンとは月とスッポンと感じるほどにクオリティは高かった(厳密には、池袋の桂花が異常なまでに酷い)。

店名 桂花ラーメン 本店
TEL 096-325-9609
住所 熊本県熊本市中央区花畑町11-9 K−1ビル 1F
営業時間 [月〜木]11:00〜23:45(L.O.) [金・土]11:00〜翌1:45(L.O.) [日]11:00〜20:00(L.O.)

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2013年05月07日

うまか軒

熊本出張最後の一杯は空港ビルのうまか軒である。

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名称:うまか軒
種類:熊本
場所:熊本空港
注文:熊本ラーメン
評価:3/ACC
2013.5.7
コメント:麺は細めのストレート。コシ、スープの絡みともに良好である。

スープは豚骨ベースの塩味。ベースがかなりライトなので、調味料で味を調整している感が強い。

チャーシューの品質は無難なところ。決してまずいレベルではないが、わざわざトッピングするほどではない。

店名 うまか軒 (うまかけん)
TEL 096-232-2865
住所 熊本県上益城郡益城町大字小谷1802-2 熊本空港 3F
営業時間 11:00〜最終便到着時
定休日 無休  

2013年05月05日

好来

せっかく人吉まで遠征したので、鰻以外にも食べるべきものはあるだろう、ということで、ラーメンも食べてみた。食べたのは「好来」というお店。メニューはラーメンだけである。

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名称:好来
種類:熊本
場所:人吉
注文:ラーメン
評価:2/BCB
2013.5.5
コメント:麺は細めのストレート。加水率が低いという感じはなく、ちょっとコシが足りない感じ。

スープは多分豚骨ベースなんだろうけれど、それよりも何よりも、苦味が前面に出ている。香ばしいというよりは苦いスープで、私はこういう味が苦手である。こんなにも苦いスープになぜしているのか、狙いが皆目理解できない。また、モヤシも邪魔に感じる。しっかり作られているとは思うけれど、ありか、なしかと問われればなし。

チャーシューは標準的な味である。

とにかく苦いラーメンだった。ちょっとこれはどうなのかなぁ。

店名 好来らーめん (はおらいらーめん)
TEL 0966-23-3330
住所 熊本県人吉市下青井町76
営業時間 11:30〜20:00
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)  

2013年05月04日

山水亭

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名称:山水亭
種類:熊本
場所:通町筋
注文:山水亭ラーメン
評価:0/CCC
2013.5.4
コメント:麺は細めのストレート。かなり細い麺にも関わらず、スープが絡んでこないのは湯切りの方法が悪いのか?コシもイマイチで、ちょっと残念なでき。

スープはベースの豚骨がかなりライトで、味を支えきれていない。しかも、薄味。どこかでこんなスープを飲んだっけ、と記憶をたどると、池袋で食べた桂花だった。

チャーシューはまずいまではいかないけれど、至って普通の品質。これだとトッピングする価値はない。

なお、同行者が鶏湯麺を注文したので、ちょっと食べさせてもらった。こちらは中位の太さの平打ち縮れ麺である。麺は太くなっていたが、コシは細麺同様足りない。スープは鶏ベースの醤油味で、こちらもコクが足りない。

地元ならともかく、熊本まで来てこのラーメンではがっかり感が強いと思う。

店名 山水亭
TEL 096-325-1800
住所 熊本県熊本市中央区上通町6-18
営業時間 11:00〜21:00  

大金豚

熊本到着後、直行したお店が営業していなかったため、急遽の代打でこの店に行ってみた。全く期待していなかったのだが、あたりだった。

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名称:大金豚
種類:熊本
場所:辛島町
注文:ラーメン
評価:9/AAB
2013.5.4
コメント:麺は細めで弱く縮れたもの。初めての訪問だったけれど注文時に麺の硬さの希望を聞かれたので、麺硬めで注文した。コシ、スープの絡みともに良好である。熊本ラーメンというと加水率が低めの中細麺というイメージがあるが、加水率は普通に感じられた。

スープは濃厚な豚骨スープで、やや温度が低めに設定されている。しっかりとしたベースのスープに濃い目の味付けで、非常に良く考えられたスープだと思う。ほとんど死角が感じられず、濃厚なトンコツスープならこういう風に調理すべし、というお手本のようである。

チャーシューは普通に美味しいけれど、絶品という程ではない。麺、スープの完成度に比較すると、若干見劣りがする。

これが熊本ラーメンの標準なのかどうかは不明で、福岡でも似たようなラーメンを食べることができると思う。それはさておき、非常に美味しいラーメンだった。これはお勧めできる。

店名 麺食堂 大金豚 二丁目店 (ダイキントン)
TEL 096-356-7600
住所 熊本県熊本市中央区下通2-7-25
営業時間 11:30〜15:00 18:00〜23:30 【金・土】18:00〜2:00(スープがなくなり次第終了)
定休日 不定休