2015年05月04日

赤穂谷温泉 朝

朝食は一番早くて7:30からとのことだったので、7:30から朝ごはん。それでも無理があったようで、だし巻き卵と味噌汁は遅れて登場。




























食べ終わってから、茶碗まつり会場へ送ってもらった。これはとても助かった。途中、頭だけ作って資金切れになった大仏を案内してもらった。


  

Posted by buu2 at 09:00Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

赤穂谷温泉 夜

泊まりは茶碗まつり会場のそばの赤穂谷温泉。

夕食は野草と川魚中心。初めてクマを食べたけれど、「牛とも豚とも違うけど、なんだこれ?」という感じの肉だった(笑)。











































料理の説明の際に後ろを向いてカンペーで確認したり、「この肉はどこの鴨ですか?」と質問すると「ちょっとわからないので確認してきます」と答えたり、スタッフの教育が追い付いていない感じ。ただ、これはこの旅館に限らず、日曜日だとGW中にも関わらず容赦なく休みだったり、金沢やその近所の街全体から感じられる。東京からすぐで、GWともなれば観光客がわんさと訪れる、という状況に慣れてきたら、また変わってくるんだろう。
















一軒宿の赤穂谷温泉
http://www.akahodani.com/

店名 赤穂谷温泉
TEL 0761-47-3113
住所 石川県小松市中海町ロ19
営業時間 チェックイン15:00 チェックアウト翌10:00
定休日 不定休  
Posted by buu2 at 00:00Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

2015年05月03日

金沢焼き物捕獲&寿司三昧ツアー その1

去年は焼き物に関する知識がほとんどない状態、それこそ陶器と磁器の違いすらわからずに九谷の茶碗まつりに来たのだけれど、今年は一味違う。九谷についてはかなり勉強した上で、今年の金沢ツアーを企画した。

朝はもちろん新幹線である。開通したばかりで、ホームは撮り鉄が一杯。普通の客まで「俺も」とスマホを構えるので、駅員もホームに転落しないように必死である。よし、じゃぁ俺はその撮り鉄を撮ってやれ、と思ったのだけれど、ついつい新幹線を撮ってしまった。まさに、ミイラ取りがミイラである。













この調子で報告書を書いていると、いつまで経っても終わらないので、ちょっとスピードアップする。

せっかく開通したのにガラガラという噂だったのだが、それはあくまでも噂で、乗ってみたら全席指定が満席だった。こんなに大勢の人が押し寄せて金沢大丈夫か?と心配になってくる。とはいえ、ここで人間観察をしている余裕はない。2時間半であっという間に金沢に着いてしまったので、ここは竹下通りか?というぐらいの人混みをかき分けて、茶碗まつり会場へ向かうシャトルバスを探した。発着所を見つけると、すでに大行列である。これで乗れるのか?と心配になったのだが、いざ乗車を開始してみると、案の定、5人の同行者のうち2人が乗れなくなった。僕は先発組に紛れ込んだので、一足先に会場へ向かうことになった。

バスの中では市役所の職員の震える声でのバスガイドで和みながら(不安になりながら)約50分で会場へ。これが無料なのは素晴らしい。

茶碗まつりの会場は、青窯という人気の窯元のB級品掘り出し市が盛況だったことを除けば、朝早いこともあってまだ人出はそれほどでもなかった。とりあえず、買われてしまったらもう手に入らない一品物もあるので、昼ごはんもそこそこにお目当ての焼き物を買い漁ってみた。会場をざっと見て回って、ちょっと残念だったのは田畑奈央人さんの作品が全会場で3つしか見つからなかったこと。去年はもうちょっとたくさんあったと思うのだけれど。

午後になって、能美在住の陶芸家の知人に連絡がついて、近所の上出長右衛門窯まで車で連れて行ってくれるとのこと。ちょうどひと通り見て周ってしまったあとだったので、渡りに船とはこのこと。長右衛門窯はB級品の販売と、絵付け体験をやっていたのだけれど、絵付けはちょっと時間がなくて皿を買うことに。長右衛門窯は茶碗まつりにもブースを出していたのだけれど、B品はそこの価格に比較して半額から7掛け程度の価格設定だった。比較すれば違いはわかるけれど、単品で見れば全く普通なので、こちらでいくつか普段使いの食器を購入。

知人の車で再び茶碗まつりの会場へ送っていただき、もう一度会場をぐるっと見て周り、会場の横にある技術研修所へ。こちらでは若手の作家さんが手売りしていて、掘り出し物があったりする。去年も色々買ったのだけれど、その中の一人、川合孝知さんが今年も販売中だったので、色々と購入。

いろはがるた風。もときの「も」は、もちづきともちつきのダブル・ミーニング。



トビウオが楽しそうに飛んでいる。



と思ったら、必死だったという。



内側にはヒトデやウニ。



去年買ったカレー皿のタコ逃げろのシリーズ。



こちらは箱舟に乗り遅れないように急いでいる?どうぶつたち。






川合さんの他にも、いくつか購入。こちらは北尾正治・マキさんの豆皿。



とても面白い船木大輔さんのクマと鬼。



本当はまだまだ捕獲したものがあったんだけど、スペースの都合でこの辺で終了。

最後に会場横にあった九谷焼き資料館へ。すると、ここには驚きの品が・・・・あったのだけれど、詳細はまだ内緒ということで。

いくつかの焼き物は一晩考えることにして、今日は退散。今日の泊まりの赤穂谷温泉の方が迎えに来てくれたので、その車で宿まで、約30分。宿に到着すると、そこに理研時代の同僚で今は能見に隠居している友達が来ていて、びっくり。家族が家に来ていてあまり時間がないということだったので、ロビーの囲炉裏の横でちょっと会話。彼女が帰ってから、お風呂へ。こちらの風呂は温度低めが好きな僕にはなかなか快適。

この宿は秘境という感じの旅館だけど、お風呂以外もなかなか。中居さんの対応などはもう一息な部分もあったけれど、それ以外は快適だった。
  
Posted by buu2 at 23:30Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

2014年08月04日

乙女寿司

金沢弾丸ツアーのシメはやはり寿司である。さて、どこへ行こうか、と考えたところで見つけたのが乙女寿司というお寿司屋さんである。12時開店のところ、11:45ぐらいに伺ったところ、席を確保できるとの事だった。ラッキー。食べたのは普通にランチのコースで、ひと通り食べた後、おまかせで3カンほど握ってもらった。なんか、久しぶりに美味い寿司を食べたと感心した。もう、最初の1カンを食べたところでこれは美味い、となってしまった。金沢恐るべし。








































店名 乙女寿司 (おとめずし)
TEL 076-231-7447
住所 石川県金沢市木倉町4-10
営業時間 12:00〜14:00、17:00〜22:00
定休日 日曜  
Posted by buu2 at 13:00Comments(0)TrackBack(0)グルメー寿司

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

金沢町家散歩

















  
Posted by buu2 at 12:00Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

高山とうふ店

金沢にある昔懐かしいタイプのお豆腐やさん。

豆腐本来の味がどんなものなのか、時々こういうお店の豆腐を食べて、自分の味覚の標準点を調整しておく必要がある。






















「金沢は辛子で食べるんだよ」と教えてもらったのだけど、辛子はもちろん、醤油すら不要で、豆腐だけでも十分に美味しかった。

店名 高山とうふ店
住所 金沢市橋場町5-16
電話 076-221-6993 
営業時間 6:00〜19:00
定休日:日、祝日  
Posted by buu2 at 11:00Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

浅田

金沢のソウルフードと言えばどじょうのかばやきである。ということで、マニアックな有名店、浅田に行ってみた。







量はかなり少なめで、食べてみると濃い甘みの中に苦味があって、骨がごわごわしている。あまりたんぱく質の味が感じられず、美味しいのかなー、と微妙な気分である。まぁ、話のタネには悪くないのかな?

店名 かばやきの浅田
TEL 076-263-3917
住所 石川県金沢市横山町18-10
営業時間 9:00〜19:00頃
定休日 不定休、年始  
Posted by buu2 at 11:00Comments(0)TrackBack(0)グルメ−和食

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

森長

このブログにはグルメネタのカテゴリーが山ほどあるのだけれど、「パン」はない。なぜなら、僕はパンをすっかり食べ飽きてしまって、何を食べても美味しいと思わないからだ。昭和40年代に生まれた人間は、子供の頃の給食で毎日大してうまくもないパンを食べさせられた。おかげで、すっかりパンが嫌いになってしまった。その後、非常にたくさんの人が「騙されたと思って食べてみろ」とか、「ここのパンだけは違うから」と言いつつ、無理やり僕にパンを食べさせたけれど、一度として美味しいと思ったことはないし、今後も思わないと思う。

だけど、パンを食べないわけではない。美味しいと思わないだけで、普通に食べることはあって、今回はみんなにお付き合いする形で食べてみた。まぁ、普通である。いや、一般的には評価はかなり高いのかも知れない。なんでも、金沢で一番古いパン屋さんらしい。



















店名 パンとケーキのお店 森長
住所  金沢市石川県金沢市材木町
電話 076-231-6317  
Posted by buu2 at 10:30Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

寿し まるよし

金沢で泊まった宿のおじさんに紹介してもらったのがこのお店。紹介なしなら絶対に行かない立地だったし、寿しとおでんを提供しているというのもかなり珍しい。店に入っても、来るお客さんは常連さんばかり。地元のみんなに愛されている店なんだろう。

食べたのはもちろんおでんとお寿司。これが、両方ともなかなかの味で、金沢は侮れない。





























































近所に泊まったらまた行ってしまうと思うのだが、近所に泊まること自体がなさそうなので、残念ながらこれが最初で最後の訪問になってしまうだろう。

店名 まるよし寿し
TEL 076-221-7128
住所 石川県金沢市小将町6-31  
Posted by buu2 at 00:36Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

2014年08月03日

松田和傘店 再訪

長野まで来たので、例によって勢いで金沢まで行って、松田和傘店に顔を出した。

長野から電話で店がやっているか問い合わせしていたのだが、全く電話がつながらず、かなり心配した。店まで来たら、店は普通にオープンしている。しかし、なぜか50歳ぐらいの男性が店の店頭で和傘をいじっていたので「あれ??」と思ったのだが、聞いてみると息子さんのようで、松田さんは奥にいるとのこと。元気そうなので安心したのだが、電話の件を伝えると、「あれ??そうですか??」と言いながら電話をチェック。すると、カチっという音がした。どうやら電話のケーブルが外れていたようだ。

ちょうど、東京のお客さんがお祭用の特注和傘を受け取りに来ていたので、その完成品をお借りして記念写真を一枚。




来年、新幹線が通ると、もう少し訪問しやすくなる。  
Posted by buu2 at 17:30Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

2014年05月07日

金沢和傘 松田和傘店

ことの発端は、白馬で元五輪選手が主催したお花見だった。主催者が主催者なので、集まってきた人たちも一流どころばかり。その中で、僕が自分の和傘を自慢した。天気は良かったのだが、東京でチェックした天気予報では雨だったので、東京から持ってきていたのだ。天気が良くても、それを自慢せずにはいられなかったのである。わざわざ車から持ち出してきて、みんなに見せていた。すると、僕の傘を見たそこそこ年配の女性が、「これから金沢に行くなら、金沢の和傘を買ってきたらどう?」という話をしてくれた。なんでも、もう80歳を超える名人が一人で作っているそうで、弟子を取らず、体力的にも厳しくなってきていて、運が良くないと買うことができないとのことだった。この話を教えてくれた女性は定年後にあちこち旅して回っている方で、日本中、ほとんど知らないことがないような人なので、情報には間違いがない。早速インターネットで調べて、松田和傘店という店を見つけた。これは行かないわけにいかない。

まず、最初に訪問したのは3日の夕方だった。兼六園を見てから向かったのだが、松田和傘店まではそれほど遠くなく、車で10分ほどで到着した。しかし、不定休の松田和傘店は休みだった。連休中は営業していないのかも知れない。僕が金沢に滞在している間はずっとお休みかも知れないので、店の前で写真を撮って、宿に戻った。




翌日は昼間に茶碗まつりに行くことになっていたので、それが終わってから訪問してみようと思い、まずはお店に電話をしてみた。すると、今日はやっているらしい。閉店は17:30ぐらいとのことだった。茶碗まつりの会場からは車で約40分ほどなので、16時に茶碗まつり会場を出発し、和傘店に向かった。3日は真っ暗だった店だが、4日はちゃんと営業していた。店の中には、作りかけの和傘が吊るされていた。







また、壁には完成した和傘が吊るされていて、床にも30本以上の傘が置かれている。これは壮観である。耳が遠くなった松田弘さんとのコミュニケーションは、なれるまでちょっと大変だった。それでもなんとか、埼玉から和傘を買いに来たことを伝えることに成功すると、「見るだけならただだから」と、色々な和傘を見せてくれた。










松田さんによると、和傘は今はほとんど全部受注生産で、お客さんのオーダーに合わせて製作する、その際、材料が余るので、同じデザインや似たデザインの傘を2、3本作る、その余りものがここに並んでいて、それは購入することができる、注文から完成までは3〜6ヶ月ぐらいかかる、一本の傘を仕上げるのに、断続的に30時間ぐらいの時間を投入しなくてはならない、とのことだった。

あとは、もう今年で90歳だとか、奥さんは亡くなって隣のお寺で眠っているとか、昨日は孫が子どもを連れてきたので休みにしたとか、以前はデパートでも販売したのだが、同じものを10本作れなどと無理を言うのでやめたとか、色々な話をしてくれた。

ところが、である。「この傘はいくらですか?」と聞くと、何故か値段を教えてくれない。もしかしたら、和傘を買うような金銭的な余裕がない奴と思われたのか、あるいは、値段を言うとびっくりしてしまうと思われたのか、単にコミュニケーションが成立しなかったのか、理由はわからないのだが、価格を教えてもらえなかった。途中、千葉から来たというカップルが同じように、「母の日のプレゼントに買いたい」という話をしたのだが、やはり価格を聞き出すことができず、帰っていった。

松田さんに聞くと明日も普通に営業しているそうなので、とりあえずこの日は傘を見ただけで退散した。

そして、5日、都合3回めの訪問である。ところが、店はあいているものの、松田さんの姿が見えない。15分ほど、店頭で「すいませーーーん」「おはようございまーーす」と声をかけていると、近所の常連さんっぽい人がやってきて、「あぁ、松田さん、耳が遠いから」と慣れた感じで座敷に上がりこむと、家の中に入っていって、松田さんを連れてきてくれた。さて、今日はもう石川を離れるので、もたもたしていられない。「売ってもらえる和傘のうち、男性用はどれですか?」と質問すると、「その壁にある奴だなぁ」と教えてくれた。番傘を含めて4種類ほどあったのだが、ちょっと地味で、普通の傘だったので、うーーーーーんと考えこんでしまった。お寺の住職が注文した傘などだったらしい。どうしようか、これなら、改めてオーダーした方が良いかも知れない、しかし、次はいつ石川に来ることができるだろう、などと考えていると、松田さんが何か思い出したようで、「あーーー、そういえば、こっちにもう一本あったなぁ」と言いながら、ゆっくりと立ち上がって、店の奥に吊るされている15本ぐらいの傘の中から一本を取り出した。それを見せてもらったところ、外側が紫色の蛇の目傘だった。外から見ると普通なのだが、内側から見るともみじの葉が浮き出る仕組みになっている。そうそう、こういうのが欲しかったのだ。このタイプはもう最後の一本とのことだったので、「これ、いくらですか?」と聞くと、ようやく「これは4万円じゃよ」との返事。十分に想定の範囲内だったので、二つ返事で「じゃぁ、買います」と言った。一瞬、あれ?という感じだったけれど、すぐに財布から1万円札を4枚出して手渡すと、おぉ、ありがとう、と言いながら、傘を箱に入れてくれた。次にいつ来ることができるかわからないので、一緒に写真を撮ってもらって、店を出た。




買ったのはどんな傘なのか。こんな傘です。
















これが4万円は安いよ。というか、4万円じゃぁ、あとを継ぐ人がいなくなるのも当たり前。作るのに30時間じゃ、年間70本がやっと。ってことは、全部売れても年収300万円じゃん。しかも、これ、材料費とか計算してない。世の中にはどうにもならないことってあるよなぁ、と寂しく思うと同時に、この傘は一生大事に使っていこうと思った。

#他にも大事な傘は2本持っている。  
Posted by buu2 at 20:54Comments(2)TrackBack(0)買い物

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

2014年05月05日

近江市場

折角金沢に来たので、名所と言われている近江市場を覗いてみた。

金沢市民向けの魚と観光客向けの魚で大きく値段が違っているのが印象的。あと、25年前、ブリが激減してしまい食べるのをやめようと提案したフクラギがかなりの数、売られているのも印象的だった。





























  
Posted by buu2 at 12:30Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

武家屋敷跡野村家
































  
Posted by buu2 at 10:00Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

2014年05月04日

九谷茶碗まつり

焼き物はド素人だけど、「あ、いいな」と感じるものはあるので、大量に焼き物を見ることができる九谷茶碗まつりに行ってみた。




何のテーマもなしにぶらぶらしても仕方がないので、今回はお茶漬け茶碗2個、カレー皿2枚、餃子皿1枚を購入するというのをテーマにしてみた。

ざーっと見た中で最初に「おおおーーーー」と思ったのは青粒というやつで、これ、良いなぁ、と思って店の人に聞いたら、仲田錦玉さんという人の作品で、結構なお値段だった。「お勉強させていただきますよ」と言われたけれど、こちらこそ勉強中で、錦玉さんの名前も初めて聞いた体たらくである。お礼を言って店をあとにした。

次に良いなあと思ったのは赤い線画で、いわゆる九谷焼として教えてもらった色使いとは随分違うものだった。赤と金で繊細に描かれた花鳥風月がなんか凄いなぁ、と思って、これまた店の人に質問してみると、福島武山さんという人らしい。花瓶が中心だったので話だけ聞いたけれど、これでカレー皿や餃子皿があったら、それはそれで驚きだった。

わりと目立ったものに雀を描いた作品があって、これは中村陶志人という人らしい。ちょっと繊細すぎて、実際に使うのはちょっとなぁ、と思って買わなかったけれど、存在感はあった。

それと、エビやヒラメを描いていて面白いのがあったのだけれど、ちょっとゴツゴツしていて、カレーを食べるとスプーンで傷つけたり、カレーが残ってしまって食べ終わりが麗しくないかな、と思ってやめた。この皿もあちこちで見かけたのだけれど、作者名は忘れてしまった。

あと、武腰潤さんという人のカワセミの絵も良かった。他に気になったのは、ちょっと真葛焼っぽい雰囲気の花瓶を作っている人だったのだけれど、詳しく教えてくれる人がいなかったので、誰なのかはわからずじまいだった。

さて、そんなこんなでぐるぐる回ってみて、一番素晴らしかったのは青を中心に、黄色にかけてのオーロラのようなグラデーションで、遠くから見ても、山ほどある作品の中で抜群の存在感を示すヤツで、三代目徳田八十吉さんという人の作品だと教えてもらった。凄いんだけど、価格も凄いので、ちょっとカレーや餃子には使えそうになかった。

うーーーん、やっぱり、良いものは高いなぁ、という当たり前の結論に落ち着いたのだが、僕が買いたいものはどれもこれも見て楽しむのではなく、使って楽しむものだ。ざっと「九谷」を勉強したので、それをもとにして廉価版を買う必要がある。まずはお茶漬け茶碗だ。「ザ・九谷」とでも言えるようなデザインを探してみて、行き着いたのがこれである。







これ、一個3,000円もしたので、量産品としてはちょっと高い気もしたのだが、一番九谷焼きっぽい感じもするので、まぁ良いだろう。勉強は、まず買ってみないことには始まらない。あとで後悔したとしてもそれは勉強代である。

さて、会場を2周ほどしてみたので、ちょっと会場を出て、隣にあった石川県立九谷焼技術研修所というところを覗いてみた。こちらがメイン会場に負けず劣らず面白い。目の前に作家さんがいたりするのでなんとなく作品にも親近感がわく。そうやって色々見ていて見つけたのが井上雅子さんという人のお皿。カレーにはちょっと使えそうにないのだけれど、なんか、左上と右下の焼け焦げた感じが凄く良い。どうしようか、どうしようかと迷ったのだけれど、一度やめて研修所を出て、50メートルぐらい歩いてやっぱり買うことにした。今日見た焼き物の中で、一番好きだったからだ。一枚5,000円の皿が3枚売っていたので、2枚買ってみた。







あれ?これはカレーにも、餃子にも使えないぞ?と思い当たり、カレー皿を探していたら、やはり作家さんが自分で売っている作品の中にこんなカレー皿を見つけた。タコである必要性は特にないのだが、あまり肩肘張らずに普段使いできそうなのが良い。一枚1,000円というのもお手頃。裏を見ると「タコにげろ」と書いてあるのが可愛い。ちなみに川合孝知さんという作家さんである。







似ているけれど良く見ると微妙に違うのである。

結局、餃子に利用できる直径25センチ程度の丸皿は見つけることができなかったのだが、まぁ、良しとしよう。ちなみに今回買った中で一番高かったのは、能美市が販売していた九谷焼ウルトラマンアートシリーズのブースカ、5,400円である。役所と円谷プロのタイアップ作品が一番高いなんて(T_T)。




最後に、九谷焼陶芸館に行ってウルトラセブンに絵付けしてきた。これは2週間ぐらいで郵送されてくるようなので、これが届いたらまた紹介しようと思う。










九谷茶碗まつり、これは楽しい。既存のリソースを上手に利用して、古いものと新しいもの、作り手と買い手の接点をつくり、希望すれば参加もでき、大人から子どもまで楽しめる。物凄い人出なのも良く分かる。

なお、このあと歩いて宿まで帰ったのだが、途中で見つけたギャラリー三宝というところで徳田八十吉展をやっていたので、ちょっと立ち寄ってみた。初代や三代目の八十吉作品も素晴らしかったのだが、個人的に気になったのは宮川香山の渡蟹水盤にインスパイアされたと思われる作品。画廊のおじさんに聞くと、さっき茶碗まつりの会場で見かけた真葛焼っぽい雰囲気の花瓶を作っている人のお弟子さんとのことだった。師匠とお弟子さんの名前を聞いたのだけれど、忘れてしまった(^^; あれ、欲しいなぁ。高いんだろうなぁ。

追記:田畑奈央人さんという人だったらしい  
Posted by buu2 at 17:00Comments(2)TrackBack(1)コレクション

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

2014年05月03日

兼六園

兼六園という場所に来たのは生まれて初めてである。とにかく馬鹿でかい庭に、これでもかというくらいに人がいた。もうちょっと静かなときにのんびりしたいと思った。やはり、来るなら平日だろう。





























  
Posted by buu2 at 15:37Comments(0)TrackBack(0)石川

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集