2018年11月14日

姫野農園 巨峰ジュース

農協で売っていたぶどうジュースを買ってみた。







先ごろ、アルコールは少量であっても体に悪いという論文を読んだので、以後、アルコールを控え気味にしている。ワインを飲むことはほとんどなくなった。そこで入手したのがこのぶどうジュースである。さすがは信州生坂葡萄100%。美味しい。

安いワインよりもよっぽど高いんだけどね。  

Posted by buu2 at 07:30Comments(0)グルメ−ワイン

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

2015年08月22日

祥瑞

経産省の同窓会は幹事のクッシーがいつも良いお店を予約してくれるので毎回楽しみなんだけれど、今回は六本木の有名ステーキワインバー、祥瑞という選択。一度行ってみたかったので嬉しい。

席につくと肉の塊を3つ持ってきてくれて、普通に食べるなら小さいの2つ、がっつり食べるなら大きいの2つを勧められたので、迷わず3つとも焼いてもらうことにした。あと、魚のカルパッチョを頼んで、泡で乾杯。以後、赤ワインを2本を開けたところで「もう肉はないの?」と質問したら、「もう火を落としてしまった」とのこと。残念。食べ足りない。

ということで、チーズの盛り合わせを食べたけれどやっぱり食べ足りない。仕方なしにデザートでシャーベット。これでもまだ足りなかった。もうちょっと肉があれば良いのになぁ。
















お支払いはひとり13,320円。

店名 祥瑞 (SHONZUI)
TEL 03-3405-7478
住所 東京都港区六本木7-10-2 三河屋伊藤ビル 2F
営業時間 [月〜金]18:30〜23:00(L.O) [土]18:30〜21:00(L.O)
定休日 日曜・祝日  

2015年01月02日

馬刺し、伊佐美、トロッケン

最高の馬刺しを伊佐美とトロッケンベーレンアウスレーゼでいただくという、これ以上ないような贅沢。








  
Posted by buu2 at 00:01Comments(0)TrackBack(0)グルメ−焼酎

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集

2014年12月06日

ヴィノテカ・クーヴーティーチー ダ・サリーチェ

荒木町のイタリアン、「ヴィノテカ・クーヴーティーチー ダ・サリーチェ」に短角牛が入荷したという情報を仕入れたので、早速食べに行ってきた。

4人でワイン2本あけて、さらに何杯かお酒を飲んで、たっぷり食べて一人1万円程度。肉は非常に美味しかった。































牛肉は年内一杯ぐらいは楽しめるようなので、興味がある人は年内の席を予約してみるべし。

店名 ヴィノテカ・クーヴーティーチー ダ・サリーチェ (Vinoteca Q.V.T.C. Da Salic)
TEL 03-6457-8983
住所 東京都新宿区荒木町1-2
営業時間 [月〜金]11:30〜14:00(L.O) 17:30〜23:00(L.O) [土]17:30〜23:00(L.O)
定休日 日曜日  

2014年10月26日

INNISKILLIN OKANAGAN - RIESLING ICEWINE 2012

官兵衛を見ながら、ウィスラーで買ってきたアイスワインを飲むことにした。

INNISKILLIN OKANAGAN - RIESLING ICEWINE 2012である。




グラスに注ぐと、粘度が高い。普通はアルコール度数が高いと粘度が高くなるものだけれど、このワインのアルコールは9〜10%程度とそれほど高くない。糖度が高いのかも知れない。一口飲んでみて、素晴らしい。甘口の酒が大好きという邪道な僕にはぴったりである。

ワインのおともは、モン・ドールと相場が決まっている。




スプーンですくってチーズ(というか、バターっぽい)を食べて、さらにワインをもう一口。うまいなぁ。でも、もうグラスが空っぽだ。ということで、ワインをグラスに追加すると・・・・え?もう空っぽ???200mlって、想像以上に少量だねっ!!!!!! 官兵衛の主題歌が終わるか終わらないかのうちに飲み終わってしまった(^^;  

2014年10月22日

22(トゥ・トゥ)

銀座界隈で使いやすいワインバーというと、ポン・デュ・ガールとここ。今日は有楽町駅近くでの仕事だったので、近いところということでこちらを選択した。

この店はカウンターに座っていると、大抵「メニューには載せてないんですが」と、内緒の一品を勧めてくる(笑)。これが、ちょっと値段は高いのだが、なかなか美味しいものが出てくる。今日の内緒のメニューは鳩のソテー。4,000円ぐらいだったかな??多少高いけれど美味しかった。




























店名 22 (トゥ・トゥ)
TEL 03-5524-8501
住所 東京都中央区銀座4-3-12 銀座伊藤ビル2F
営業時間 [月〜金]18:00〜24:00 [土]17:00〜24:00
定休日 日曜、祝祭日  

2014年10月18日

ポンデュガール ドゥジェーム

先日、ポン・デュ・ガールに行ったので、今度はポンデュガール ドゥジェームに行ってみた。こちらは二度目。

AOCではないけれど、ちゃんと美味しいワインをがぶがぶ飲みながらワイワイ楽しむ、という感じの店。料理も素材を活かした感じのものが多くて、凄く手が込んでいるわけではないけれど、なかなか美味しい。カウンターで隣に座った常連のお姉さんが何度もこちらを小突いてくるような、新橋のおやじ飲み屋のワイン版みたいな店なので、落ち着かないと言えば落ち着かないけれど、気心のしれた仲間と飲むにはぴったりな感じである。

























店名 ポンデュガール ドゥジェーム (Pont du Gard)
TEL 03-6280-3200
住所 東京都中央区新富2-2-8 榎本ビル1F
営業時間 [火〜金]17:30〜翌1:00(L.O.24:00) [土]16:00〜翌1:00(L.O.24:00) [日]16:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日 月曜日  

2014年09月29日

ポンデュガール

万画廊でやっていた「中村公之 個展 -torso-」を見た帰りに、ポン・デュ・ガールに行ってみた。運良く席があったので、ワインで乾杯。料理も美味しかった。

画廊の真向かいなので、絵を見た帰りに重宝しそう。


































店名 ポンデュガール (Pont du Gard)
TEL 03-3564-0081
住所 東京都中央区銀座1-27-7
営業時間 [月〜金]17:30〜25:00 [土・日・祝]16:00〜23:00
定休日 無休  

2014年09月03日

Chateau Imperial Tokaj Aszu 3 Puttonyos, 2004, Hungary

ハンガリーのトカイワインを買ってきた。3プットニョスなので、トカイアスーの中では甘さは控えめな部類(プットニョスは3〜6ぐらいまであって、大きいほうがたくさんの貴腐ブドウを加えてある)。若干の苦味が残るものの、チーズとの相性は良かった。




チーズはクラリン。塩気のないマヨネーズみたいな、いかにもカロリーが高そうなチーズである(笑)。食べ過ぎるとぶくぶく太りそうで大変危険な気配がある。


  

2014年08月30日

ワイン検定シルバークラス

ピンズ欲しさにブロンズクラスを受験したのが去年。今年はワンランク上のシルバークラスの検定試験が実施されるということで、受験したのが7月である。無事合格したのだが、今日になって合格証、ピンズ(これ、重要)、名刺が到着した。




我ながらかなりよこしまな理由での受験だったのだが、世の中に山ほどある無意味な資格検定試験とは違い、非常に役に立つ試験だった。あくまでも、個人的に、だが。

なぜかというと、まず、こんな試験でもなければ、ワインについて網羅的に勉強しようとなど思わないからだ。ちょこちょこっとワイン本を読むことはあっても、その内容にはムラがあって、書き手の得意、不得意が反映されてしまう。ワイン検定のテキストはソムリエ協会が作っているので、(担当者が違うことから)国ごとに書きぶりやまとめ方に差があるとはいえ、ほぼ網羅的に記載されている。

それから、勉強した知識がかなり役に立つ。ラーメンについてどんなに詳しくても、せいぜいキャバクラで「ええーーー、どこが一番美味しいんですか???」と聞かれるぐらいで、ほとんど何の役にも立たないのだが、ワインは違う。ユネスコのなんちゃらかんちゃらさん(相当偉い人)とかと話をしていても、「元木さんはグルメに詳しいそうですね」「えーー、ラーメンぐらいですけど」「あ、すいません、私はラーメンとか、食べないので良くわからないのですが」「あ、じゃぁ、ワインも少々」「ワインなら私もわかります!」・・・みたいな会話が実際に交わされたりするわけで、そうした時の「教養」として役立つのである。まだ勉強を始めて大して時間が経っていないけれど、うわー、勉強して良かった、と思ったことは一度や二度ではない。もちろん、周囲には僕よりもずっと詳しいワインエキスパートが何人もいて、「俺様一番」では全くないのだけれど、勉強する前は彼らとそもそも会話が成立しなかったわけで、良かったなぁ、と思う次第である。

英語も、ブラインドタッチも同じだが、どこかのタイミングでつまらないトレーニングをしなくちゃならない。でも、我慢してそれをやっておくと、そのあとは経験がそのままスキルアップにつながる。ワインも一度勉強してしまってベースを作ってしまえば、あとはワインを飲むたびにスキルアップできる。勉強がないと、「あー、美味しいねぇ。以上」である。もうちょっと早くに勉強しておけば良かったとも思うけれど、やって良かった。  

2014年08月09日

フォルシュター シュネフェンフルグ フクセルレーベ 1999

フォルシュター シュネフェンフルグ フクセルレーベの1999年を飲んでみた。




ドイツワインの格付けでプレディカーツヴァインに分類されるワインのうち、最も糖度の高いトロッケンベーレンアウスレーゼのワインである(要は、貴腐ワイン)。ドイツワインブック2005で2房に評価されたダルティング醸造の作品である。ただ甘いだけではなく、適度な酸味があって飲みくちが非常に良い。貴腐ワインは保管が効くので、数本買い置きしておこうかな?  

2014年07月24日

南仏ナチュラルワインと夏の料理を楽しむ会

この二年ぐらいワインを勉強しているとんかつ評論家としては見逃せないイベント「南仏ナチュラルワインと夏の料理を楽しむ会」が、かつ吉日比谷国際ビル店さんで開催とのことだったので、参加してきた。

かつ吉さんは水道橋に本拠を置き、新丸ビル、渋谷など都内に数店を構える名店である。老舗というと頑固に味を守り続けるイメージがあるのだが、このお店は本道を守りつつ、常に新しいことに挑戦し続けているところが素晴らしい。今回はかつ吉さんの料理に南仏ラングドックのナチュラルワインを合わせるという趣向だった。ワインは大人数じゃないと色々な味を楽しめないので、こういったイベントは大歓迎である。

日比谷国際ビル店は最近オープンしたばかりとのことだったが、このビルのスタバには経産省時代に良く来た(今は本館と別館をつなぐ地下通路にスタバがあるので、この店に来る奴はあまりいないと思うけれど)。最近だと「リーガル・ハイ2」で、新垣結衣と岡田将生がフットサルをやっていた場所である。

食べた料理はこんな感じ。


































これらの料理に合わせたロゼ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンといったワインをたっぷり飲んで、6,500円というのだから大満足である。一緒に行ったファンドマネージャーと二人の医者も料理とワインを満喫した様子だった。

#ちなみにワインは美味しい、美味しくないとは別に、翌日頭痛が残るかどうかという個人的評価軸があるのだけれど、今回はかなりの量を飲んだにも関わらず、体調には全く異常がなかった。素晴らしい。

このイベントは今回は第二回とのことだったけれど、次回があればまた参加したいと思う。

☆「かつ吉水道橋店」を『特撰』で紹介している「とんかつ名店絨毯爆撃」はKindle版が絶賛発売中!!
  

2014年07月17日

ワインに関する豆知識フランス編 その1

CCF20140717_00000


主要なワイン産地
まず、フランスのワイン産地の場所を確認しよう。ワインの特色は土地との関連が強い。たとえば北の地方では白ワインが主力になるし、ドイツに近ければ、ぶどうの種はリースリングが強いというドイツのカラーが色濃く出る。北部にあるのはどこで、南部にあるのはどこなのか、あるいはドイツ、イタリア、スペインに近いのはどこなのか、さらにはどういう川や海に近いのかといった地勢的知識との融合が重要となる。

北部のシャンパーニュ、ドイツに近いアルザス、アルプスのふもとのジュラ、宗教を背景にして形成されたブルゴーニュ、古くから交通の要所として栄えたローヌ、紀元前600年頃にフランスで初めてぶどうが持ち込まれたプロヴァンス、フランス最大のワイン産地であるラングドック・ルーション、格付けを始めたボルドー、フランス最長の河川ロワール川流域に広がるロワールなどが点在する。

ワイン法
フランスでは、1935年、偽ワイン規制と市場の安定を図る目的で、原産地統制名称(AOC)が制定された。
(1)AOC
最上位のカテゴリ。2008年のEUのワイン法ではAOPとして登録された。

(2)IGP
2009年より、ヴァン・ド・ペイがIGPに変更された。なお、ヴァン・ド・ペイも使用可能である。

(言葉)ヴァン・ド・ペイ
ヴァン・ド・ペイとは本来「地方のワイン」、つまり地酒の意味。それぞれの地方の料理に合い、生産地で消費されるのを基本に作られたワインであった。AOCが「晴れ」のワインであるのに対し、ヴァン・ド・ペイはいわば「褻(ケ)【日常】」のワインであると言える。

しかし、人々の生活水準の高まりとともに、いわゆる「水代わり」から、多少価格が高くても、それなりの品質が求められるようになり、また、ボルドーやブルゴーニュなどの規制の厳しい産地から、緩い規制を利用して自分の思い通りのワインを作ろうと優れた生産者が進出してきたため、ヴァン・ド・ペイの品質は1980年代後半からかなり向上し、現在では、一本5千円もするような、プレミアムのヴァン・ド・ペイも現れている。
(出典:ウイキペディア)
  

2014年07月14日

代表的ワイン産地のワインをひと通り楽しんでみた

岩手県のやまぶどうスパークリング。酸っぱい。










スペインの辛口白。













ドイツの辛口白。







アルザスの赤。







南アフリカの赤。













カリフォルニア・ソノマの白。




シャンパーニュの白。







カリフォルニア・ナパバレーの白。





  

2014年07月07日

ワインに関する豆知識 パート3

8.アメリカ
ワイン生産量はイタリア、フランス、スペインに次いで世界4位
国内のワイン消費量が生産量よりも多い
生産量では、カリフォルニア州が全体の90%
大規模生産者もあるが、ブティック・ワイナリーと呼ばれる小規模、高品質ワインの生産に特化したワイナリーや、カルト・ワインと呼ばれる著名なワインメーカー等によってごく少量生産され、極めて高価格で取引される高給ワインが存在する
太平洋岸では、1769年にフランシスコ修道会の修道士たちがミサ用のワインを造り始めた
1849年以降のゴールドラッシュによる人口急増で、ワイン需要が拡大した
1900年にはカリフォルニア大学デイヴィス校にぼうどう栽培およびワイン醸造科が設けられた
大学を中心として大きな発展を遂げた
1976年、パリで開催された比較ブラインド・テイスティングで、ナパのスタッグスリープ・ウィアンセラーズのカベルネ・ソーヴィニヨンと、シャトー・モンテリーナのシャルドネが、それぞれ1位となって、カリフォルニアワインの国際的な認知度を高めた

8−1.ワイン法
政府認定の成敗地域はAVAと称され、全米で210のAVAがある

8−2.ワイン産地
8−2−1.カリフォルニア州
太平洋の冷たいカリフォルニア海流の影響で、海に近いほど冷涼で、内陸に行くほど暑く乾燥した気候
8−2−1−1.主なぶどう品種
シャルドネ
カベルネ・しーヴィニヨン
メルロ
ジンファンデル
ピノ・ノワール
シラー
プティット・シラー
ソーヴィニヨン・ブラン
赤ワイン用が60%、白ワイン用が40%

8−2−1−2.主なワイン産地
(1)ノース・コースト
ナパ、ソノマ、ソラノ、マリン・カウンティを含む。カリフォルニアの最も主要なワイン産地
全米のワイナリーの半数にあたる800のワイナリーがある

(2)セントラル・コースト
サンフランシスコ・カウンティ内部から太平洋岸に沿って、ロサンゼルスに近いサンタ・バーバラまでの南北約400キロ

8−2−2.ワシントン州
ぶどう栽培面積はカリフォルニア州に続いて全米2位
ブルゴーニュやボルドーと同緯度にあり、夏の日照時間は長く、昼夜の温度差が大きい
主要品種はリースリング、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなど

8−2−3.オレゴン州
フランスの銘醸地とほぼ同緯度
ピノ・ノワールが中心的品種で、全体の60%
他に、ピノ・グリ、シャルドネ、リースリング、カベルネ・しーヴィニヨン


9.チリ
日本は第4位の輸出先
北はアタカマ砂漠、南は南氷洋、東はアンデス山脈、西は太平洋に遮られている
10月から4月までの半年間は乾季で雨が降らず、ぶどうの生育には好条件
糖度の高い果実が得られる

9−1.主な品種
カベルネ・ソーヴィニヨンは気候・土壌にマッチしている
長い間メルロと混同されていたカルメネーレはもともとボルドーのメドックに広く栽培されていた品種で、同名のヴァラエタルワインが増えてきている
赤ワインが全体の75%以上

9−2.ワイン法
(1)原産地呼称ワイン(DO)
(2)原産地呼称のないワイン
(3)テーブルワイン

9−3.ワイン産地
大きく分けて北部、中央部、南部の3地域で、全長1400キロにおよぶ
9−3−1.アコンカグア地方
カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーなど、しっかりした赤が中心

9−3−2.中央渓谷地方
北のアコンカグアから、南のマウレ川まで
白ではセミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、シュナン・ブラン、シャルドネ、リースリング
赤ではカベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、メルロ、ピノ・ノワール

(1)マイポ・ヴァレー
カベルネ・ソーヴィニヨンが中心

(2)ラペル・ヴァレー
(3)クリコ・ヴァレー
(4)マウレ・ヴァレー


10.アルゼンチン
アンデス山脈を西の境とする西部、およびアンデスの麓にぶどう栽培地が広がる
技術革新がめざましく、海外からの資本投入も進んでいる
国内外市場でのワインの評価も高まっている
ゾンダ風と呼ばれる乾燥した暖かい風が吹く
冬は乾燥して暖かく、夏は雨が多い大陸性気候

10−1.主なぶどう品種
ペドロ・ヒメネス(白)
トロンテス・リオハーノ(白)
マルベック(黒)

10−2.ワイン法
原産地呼称制度が施行されている

10−3.ワイン産地
中央西部が全栽培面積の9割
標高500メートル以上

(1)メンドーサ
総生産の70〜75%

(2)サン・ファン


11.オーストラリア
ぶどう栽培地域は国の南半分にあたる南緯30〜43度の間に帯状に分布
栽培面積は14万ヘクタールで、ボルドー全体の面積と同程度
英国の優遇策によって輸出が増えた
輸出を支えたのは甘い酒精強化ワイン
酒精強化ワイン造りが盛んだった名残は今もみられる
1970年以降、ブティックワイナリーの登場
グランジ・ハーミテージ(ペンフォールド社)、ヒル・オブ・グレース(ヘンチキ社)は豪州ワインのポテンシャルを広く知らしめた
生産技術の刷新で最も重要なのは、スクリューキャップ(ステルヴァン社)の採用
現在では、70%以上のワインがスクリューキャップ

11−1.主なぶどう品種
シラーズ(黒)

11−2.ワイン法
地理的呼称(GI)

11−3.ワイン産地
11−3−1.南オーストラリア州
(1)バロッサ・ヴァレー
比較的温暖
(2)クレア・ヴァレー
リースリングの主要な産地
(3)E電・ヴァレー
リースリングの主要な産地
(4)マクラーレン・ヴェイル
海洋性気候
(5)アデレード・ヒルズ
冷涼なスタイルのシャルドネ
(6)ライムストーン・コースト
テラロッサ土壌で有名なクナワラを含む

11−3−2.ビクトリア州
ヤラ・ヴァレー以南のワイン産地では、ピノ・ノワールとシャルドネに注力している冷涼なワイン産地が多い

11−3−3.ニュー・サウス・ウェールズ州
オーストラリアのワイン産業の機嫌は、ここに大手ワイナリーが拠点を置いたことによる
(1)主なGI
ハンター

11−3−4.タスマニア州
ピノ・ノワールとシャルドネの極めて重要な生産拠点
冷涼
(1)主なGI
パイパーズ・リヴァー


12.ニュージーランド
ソービニヨン・ブランが全輸出量の80%
90%以上のニュージーランドワインがスクリューキャップを使用
海洋性気候
真夏の平均最高気温は高いところで24度
一日の中に四季があるといわれるほどに昼夜の気温差がある
酸味豊かなワイン

12−1.ワイン法
2007年より85%ルールが適用され、品種名、収穫年、産地名を表記する場合は、該当する品種、収穫年、産地のぶどうを85%以上使用しなければならない。
2006年に地理的呼称(GI)制定法が成立

12−2.ワイン産地
12−2−1.北島
(1)ギズボーン
世界最東端のワイン産地
(2)ホークス・ベイ
歴史上、商業目的のワイン生産が始まった最初の産地
メルロとカベルネをブレンドしたボルドー・スタイルのワインが有名
(3)ワイララパ
サブ・リージョンのマーティンボロは良質のピノ・ノワールとして知られる

12−2−2.南島
(1)マールボロ
ニュージーランド最大の産地
ソーヴィニヨン・ブランが有名
(2)セントラル・オタゴ
ニュージーランドで最も標高が高く、世界で最も南にある産地


13.南アフリカ
栽培地域のほとんどは西ケープ州の沿岸部に近い場所にある
2004年にケープタウン周辺の8つの保護区が「ケープ植物区保護地域群」として世界遺産に登録された
ワイン生産の90%近くがこの保護区の域内で行われている
1998年には、環境保護を目的とした、ぶどう栽培、ワイン醸造及びパッケージングに関するガイドラインであるIPW制度が定められた
1688年ナントの勅令廃止前後にこの地に亡命した栽培技術を持つユグノー派のフラン人入植者によって、ワイン造りの技術が向上した
地中海性気候
南極からの冷たいベンゲラ海竜の影響で、緯度のわりに冷涼である

13−1.主なぶどう品種
国際的な競合を視野に、ヨーロッパ優良品種への植え替えを進めている
南アフリカの代表種はシュナン・ブラン(南アフリカではスティーンと呼ばれる)だが、栽培面積は減少傾向
独自の交配品種ピノタージュ(ピノ・ノワールとサンソーの交配種)もカベルネ・ソーヴィニヨンに逆転された

13−2.ワイン法
原産地呼称(WO)

13−3.ワイン産地
5つの生産地域があり、このうち、ウェスタン・ケープだけで95%


参考資料:ワイン検定テキスト シルバークラス(日本ソムリエ協会)  

2014年07月06日

ワインに関する豆知識 パート2

5.スペイン
ワイン用ぶどう栽培面積世界一
白ワインの生産量は44%
1980年代後半以降、スペイン各地で優秀な醸造家が登場し、高い品質のワインが造られるようになり注目されている
コロンブスのアメリカ大陸発見以降、遠洋航海に出る船にはシェリーやマラガ、カナリア諸島のワインなどが積まれた
これに目をつけたイギリス人が、17世紀末頃からワイン産地に定住し始めた
クリアンサ(木樽で長期熟成させないワイン)などが台頭
スーパースパニッシュと呼ばれる若手ワインメーカーによるワインは国際市場で高く評価されている
日照時間が長く、降水量が少ない

5−1.主なぶどう品種
テンプラニーリョ(黒)
ガルナッチャ・ティンタ(黒)

5−2.ワイン法
(1)Vino
(2)IGP(地理的表示保護)
(3)DOP(原産地呼称保護)
DOとDOCa

5−3.ワイン
5−3−1.カバ
カタルーニャ語で洞窟
95%はペネデスを中心とするカタルーニャ州
瓶内で二次発酵させる伝統的なスパークリング・ワイン

5−4−1.北部地方
5−4−1−2.リオハ

5−4−2.地中海地方
5−4−2−1.プリオラト
モダンなスタイルの高品質ワインが世界の注目を浴びた

5−4−3.内陸部地方
5−4−3−1.リベラ・デル・ドゥエロ
19世紀創立のボデガ、ベガ・シシリアが孤高の存在

5−4−3−2.ルエダ
ベルデホの白ワインで有名

5−4−3−3.トロ

5−4−4.大西洋地方
5−4−4−1.リアス・バイシャス
栽培ぶどうの96%がアルヴァリーニョ種

5−4−5.南部地方
5−4−5−1.シェリー
イベリア半島最南端のカディス県で造られる酒精強化ワイン
白ワインを造り酒精強化する
15%まで強化したものはフィノで、アメリカンオーク樽の中、フロール(産膜酵母)の膜のもとで熟成する
17%まで強化したものはオロロソで、参加熟成行程を経る
最低熟成期間は3年

5−4−5−2.シェリーのタイプ
(1)フィノ
軽く、色が薄い
すっきり
(2)マンサニーリャ
(3)アモンティリャード
(4)オロロソ


6.ポルトガル
酒精強化ワインのポートワインとマデイラワインの産地として知られる
スペインのシェリーと並んで、世界三大酒精強化ワインと称される

6−1.主なぶどう品種
現在、340種が認可されている
(1)アルヴァリーニョ(白)
(2)エンクルサード(白)
(3)トゥリガ・ナショナル(黒)
(4)ティンタ・ロリス(テンプラニーリョ)(黒)

6−2.ワイン法
1756年にポートワインの原産地管理法を制定、これが世界最初の原産地管理法となった

6−3.ワイン産地
6−3−1.ミーニョ地方
(1)ヴィーニョ・ヴェルデ(DOP)

6−3−2.ドウロ、ポルト地方
(1)ドウロ(DOP)
スティルワイン
(2)ポルト(DOP)

6−3−2−1.レッド・ポート
(1)ルビータイプ
ヴィンテージ・ポート
(2)トウニータイプ
小さい樽で熟成させると酸化が進みワインが黄褐色に変色したことから、トウニー(黄褐色)と呼ばれる。熟成年数表記トウニー・ポート、コリェイタが含まれる

6−3−2−2.ホワイト・ポート
(1)ホワイトタイプ

6−3−3.アレンテージョ地方
(1)アレンテージョ(DOP)

6−3−4.マデイラ地方
リスボンから南西に1000キロの大西洋上
(1)マデイラ
アメリカ新大陸への航路上に位置したマデイラ島で積み込まれたワインは、赤道を横切る暑くて長い航海を終えると、特有のフレーヴァーを呈することが知られるようになった
(2)ヴェルデーリョ
(3)ボアル


7.オーストリア
白ぶどうが66%、黒ぶどうが34%
品種や法律などでドイツとの類似が多い
生産地域は東部に集中
ホイリゲとは「新酒」の意味
降水量が少なく、ドイツに比べて温暖
7−1.主なぶどう品種
グリューナー・ヴェルトリーナー(白)
ブラウアー・ツヴァイゲルト(黒)
ブラウフレンキッシュ(黒)

7−2.ワイン法
ドイツのワイン法に似ている
フランスのAOCやイタリアのDOCのような原産地呼称制度を積極的に推進している
オーストリアはDACという

7−3.ワイン産地
7−3−1.ニーダーエスタライヒ州
全生産地域面積の60%
グリューナー・ヴェルトリーナー種、リースリング種から造られる白ワインは高評価
ヴァッハウ、クレムスタールDACなどの限定的生産地域がある

7−3−2.ブルゲンラント州
ハンガリー国境に広がる産地
赤が多く造られており、オーストリアの赤ワインの半分近くがこの地域のもの


参考資料:ワイン検定テキスト シルバークラス(日本ソムリエ協会)  

2014年07月05日

ワインに関する豆知識 パート1

1.日本
8割の都道府県でワインを作っている
ワイナリーは200軒以上
主要なワイナリーは山梨、長野、北海道、山形、新潟
自社のブドウから造ったワインは50%以下
ワイン作りが始まったのは明治時代
本格化したのは1980年代
この10年で品質は飛躍的に向上
主要品種は甲州、ついでマスカット・ベーリーAなど
2010年に甲州、2013年にマスカット・ベーリーAがOIVの品種リストに登録された
長野県ではリンゴを原料としたシードルの生産が増加している

1−1.主なぶどう品種
1−1−1.東洋系品種
(1)甲州(グリ)

1−1−2.ヨーロッパ系品種
(1)シャルドネ(白)
収穫量はメルロに次ぎ2位
(2)メルロ(赤)
収穫量1位

1−1−3.日本野生ぶどう
(1)ヤマブドウ(赤)

1−2.ワイン法
日本にはワイン法がない


2.フランス
1935年に原産地統制名称AOCが制定された
ワイン法
(1)AOC
最上位のカテゴリ。2008年のEUのワイン法でAOPとして登録
(2)IGP
2009年より、ヴァン・ド・ペイがIGPに変更(ヴァン・ド・ペイも使用可能)

(言葉)ヴァン・ド・ペイ
ヴァン・ド・ペイとは本来「地方のワイン」、つまり地酒の意味。それぞれの地方の料理に合い、生産地で消費されるのを基本に作られたワインであった。AOCが「晴れ」のワインであるのに対し、ヴァン・ド・ペイはいわば「褻(ケ)【日常】」のワインであると言える。

しかし、人々の生活水準の高まりとともに、いわゆる「水代わり」から、多少価格が高くても、それなりの品質が求められるようになり、また、ボルドーやブルゴーニュなどの規制の厳しい産地から、緩い規制を利用して自分の思い通りのワインを作ろうと優れた生産者が進出してきたため、ヴァン・ド・ペイの品質は1980年代後半からかなり向上し、現在では、一本5千円もするような、プレミアムのヴァン・ド・ペイも現れている。
(出典:ウイキペディア)


2−1.シャンパーニュ地方
17世紀末、修道士ドン・ペリニヨンがアサンブラージュ(ブレンド)技術を洗練させた

2−1−1.主なぶどう品種
 シャルドネ(白)
 ピノ・ノワール(黒)
 ムニエ(黒)

(言葉)ノワール
フランス語で「黒」


2−1−2.主なAOP
シャンパーニュ

2−2.アルザス地方
ドイツ文化の影響が大きい
ヴォージュ山脈の東側丘陵地帯
独特のフルート型(やや細身で背が高い)のボトル

2−2−1.主なぶどう品種
リースリング(白)
ゲヴュルツトラミネル(白)
ピノ・グリ(白)

(言葉)グリ
フランス語で「灰色」


2−2−2.主なAOP
アルザス(アルザスワインの74%、そのうち白が92%)
クレマン・ダルザス(19世紀末に拡散。現在はフランスの家庭で消費されるAOPのスパークリングの第1位、アルザスワインの21%)

2−3.ブルゴーニュ・ボージョレ地方
ベネディクト派修道院が発展に寄与
ワインの個性は場所によることに気が付き、良いクリマ(区画)を識別し、クロ(畑)を作った
修道院の衰退に伴い、貴族が台頭
フランス革命で国有化されたのと、相続と売却が繰り返されて細分化した

2−3−1.主なぶどう品種
シャルドネ(白)
ピノ・ノワール(黒)

2−3−2.代表的な地域
2−3−2−1.シャブリ地区

2−3−2−2.コート・ド・ニュイ地区(赤のグラン・クリュ(特級畑)が集中)
(1)村のAOP
ジュヴレ・シャンベルタン
シャンポール・ミュジニィ
ヴォーヌ・ロマネ
ニュイ・サン・ジョルジュ
(2)主なグラン・クリュ
ジュヴレ・シャンベルタン村
 シャンベルタン
 ファインベルタン・クロ・ド・ベーズ
ヴージョ村
 クロ・ド・ヴージョ
ヴォーヌ・ロマネ村
 ロマネ・コンティ

2−3−2−3.コート・ド・ボーヌ地区
白ワインの生産量が40%で、世界に知られた白ワインのグラン・クリュが集中している
(1)村のAOP
ボーヌ(赤、白)
ポマール(赤)
ヴォルネイ(赤)
ムルソー(赤、白)
ピュリニィ・モンラッシェ(赤、白)
シャサーニュ・モンラッシェ(赤、白)

(言葉)モンラッシェ
語源は、mont(山)+rachez(かさぶたができた)に由来する。ブルゴーニュ地方コート=ドール県南部、コート・ド・ボーヌ地区の南部にあり、8haの畑は、ピュリニー・モンラッシェ村と南隣のシャサーニュ・モンラッシェ村が、ほぼ半分ずつ分け合っている。この地方に多いキンメリジャンと呼ばれる石灰分の多いアルカリ性土壌で、シャルドネ種のぶどうの栽培に適している。
(出典:ウイキペディア)


2−3−2−4.マコネ地区

2−3−2−5.ボージョレ地区
クリュ・デュ・ボージョレと総称。日本はボージョレ・ヌーヴォーの最大の輸出先

2−4.ジュラ・サヴォワ地区
ジュラ地方の特殊なワイン
(1)ヴァン・ジョーヌ
サヴァニャンから造られる

(言葉)サヴァニャン
果皮がピンク色のぶどう品種。黄ワインや麦わらワインと呼ばれる高級白ワインに仕立てられている。ゲヴュルツトラミネールと別品種扱いをされているものの、ほとんど変わりがないといわれている。
(出典:ウイキペディア)


(2)ヴァン・ド・パイユ

2−5.コート・デュ・ローヌ地方
2−5−1.主なぶどう品種
ヴィオニエ(白)

2−5−1−1.北部地区
(1)主なAOP
コンドリュー(白)
エルミタージュ(赤、白、ヴァン・ド・パイユ)

2−5−1−2.南部地区
(1)主なAOP
ジゴンダス(赤、ロゼ)
シャトーヌフ・デュ・パプ(赤、白)

2−6.プロヴァンス地方・コルシカ島
ワイン産地の中で最も古い歴史を持つ
北部と西部には岩山が多く、セザンヌが愛したサント・ヴィクトワール山などがある

2−6−1.プロヴァンス地方
2−6−1−1.主なぶどう品種
クレレット(白)
ロール(白)
グルナッシュ(黒)
ムールヴェドル(黒)
シラー(黒)

2−6−1−2.主なAOP
コート・ド・プロヴァンス
ロゼが生産量の89%と大半を占める
コトー・デクス・アン・プロヴァンス(赤、ロゼ、白)
バンドール(赤、ロゼ、白)
カシス(赤、ロゼ、白)

2−6−2.コルシカ島
島のワインの生産量の60%は「リル・ド・ポーテ」(美の島)と名付けられたIGP

2−7.ラングドック・ルーシヨン地方
ローヌ川の西側の広大な地域で、フランス最大のワイン産地
ヴァン・ド・リキュール(未発酵のぶどう果汁にアルコールを添加し、樽で熟成する甘口の酒精強化ワイン)と天然甘口ワインをあわせ、甘口ワインの産地

2−7−1.ラングドック地方
2−7−1−1.主なAOP
ラングドック

2−7−2.ルーシヨン地方
ピレネー山脈に接する地域で、スペイン文化の影響が濃い

2−7−2−1.主なAOP
コート・デュ・ルーシヨン(赤、ロゼ、白)
コート・デュ・ルーシヨン・ヴィラージュ(赤)
モーリィ(赤)

(1)VDN(天然甘口ワイン)
モーリィ(赤、白)
バニュルス(赤、ロゼ、白)

2−8.南西地方
ボルドーの東から南はピレネー山脈に至るまでの地域。フォワグラやトリュフなどの美食食材の産地としても知られる
2−8−1.ベルジュラック地区
2−8−1−1.主なAOP
ベルジュラック

2−8−2.トゥールーズ・アヴェイロネ・中央山塊地区
ロートレックゆかりの地
2−8−2−1.主なAOP
ガイヤック

2−8−3.ピレネー地区
2−8−3−1.主なAOP
マディラン(赤)

2−9.ボルドー地方
名前は「水のほとり」に由来する、フランスの重要な港
アキテーヌ地方が英国領となったことによってワイン文化が大きく発展した
1855年に格付けが生まれた
2−9−1.主なぶどう品種
セミヨン(白)
ソーヴィニヨン・ブラン(白)
カベルネ・ソーヴィニヨン(黒)
カベルネ・フラン(黒)
メルロ(黒)

(言葉)カベルネ
赤ワイン用のぶどう品種


(言葉)ブラン
フランス語で「白」


(言葉)フラン
フランス語で「率直な」


2−9−2−1.ボルドー全域
(1)主なAOP
ボルドー

2−9−2−2.メドック&グラーヴ地区
ガロンヌ川とジロンド側の左岸に広がる地域で、ボルドーのシンボル的存在

2−9−2−3.サン・テミリオン&ポムロール&フロンサック地区
ドルドーニュ川の右岸を中心とするエリア
世界遺産の町サン・テミリオンを中心にぶどう畑が広がる
サン・テミリオンの格付けは10年ごとに更新され、直近では2012年に82のシャトーが格付けされた
2−9−2−4.ソーテルヌ・バルサック地区
(主なAOP)
ソーテルヌ(甘口白)
バルサック(甘口白)

2−10.ロワール渓谷地方
ロワール川は全長1000キロ以上のフランス最長の河川
2−10−1.主なぶどう品種
ミュスカデ(白)
シュナン(白)
ソーヴィニヨン・ブラン(白)
カベルネ・フラン(黒)


3.イタリア
北のアルプス山脈が北からの冷風を防ぎ、残りの三方を地中海に囲まれた典型的な地中海性気候で、ぶどうの栽培には理想的な環境
古代からワイン造りが盛ん
古代ギリシャ人は「エノトリア・テルス」(ワインの大地)と讃えた
1970年ごろから、イタリアワイン・ルネッサンスと呼ばれる急速な近代化が進められた
ワイン法
EUのワイン規則ではDOP、IGP、Vinoの3カテゴリーだが、イタリアワインに関してはDOCG(統制保証原産地呼称、制約が厳しく、出荷に際して国の検査を必要とするワイン)、DOC(統制原産地呼称、上級なワインに許される)、IGTといった表示も認められている。

3−1.北部イタリア
3−1−1.ピエモンテ州
「山の麓」を意味し、アルプス山脈の南側に位置する
フランスの影響が強い
ネッビオーロ品種で造られる深みのある長期熟成能力の高い赤ワインは世界的に有名

3−1−1−1.主なDOP
アスティ(白)
バルバレスコ(赤)
バローロ(赤)

3−1−2.ロンバルディア州
3−1−2−1.主なワイン
スフォルツァート・ディ・ヴァルテッリーナ(DOCG)
フランチャコルタ(DOCG)
瓶内発酵で造られる辛口のスパークリング・ワイン

3−1−3.ヴェネト州
ソアーヴェ、ヴァルポリチェッラ、バルドリーノといったワイン産地を抱える
レチョート・ディ・ソアーヴェ、レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラなどの甘口ワインも充実している

3−1−3−1.主なぶどう品種
ガルガネガ(白)
コルヴィーナ(黒)

3−1−3−2.主要DOP(DOCG)
(1)アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(赤)
収穫したぶどうを2、3ヶ月陰干しすることによってエキスを濃縮させてから発酵
ワイン名は後味に残る苦味(アマロ)に由来
(2)ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ(白)
グレーラ種を主体としたスパークリング・ワイン

3−2.中部イタリア
3−2−1.トスカーナ州
西側に地中海をのぞむ丘陵地帯
ルネッサンス絵画のような風景
生産量は中規模だが、高品質ワインが多い
キアンティ、キアンティ・クラッシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどの有名なDOCGがある。
イタリアワインの最先端
サッシカイアの大成功により、ボルドー品種ワイン産地として一気に名声を高めた

3−2−1−1.主要DOP(DOCG)
(1)ボルゲリ
(2)ボルゲリ・サッシカイア

3−3.南部イタリア
3−3−1.カンパーニア州
3−3−1−1.主なぶどう品種
アリアニコ(黒)

3−3−1−2.主なワイン
グレーコ・ディ・トゥーフォ(白)(DOCG)
タウラージ(赤)(DOCG)

3−3−2.シチリア州
地中海最大の島

3−3−2−1.主なワイン
マルサーラ(赤、白)(DOC)


4.ドイツ
昔のドイツワインはほとんど辛口であったが、近年、再び辛口ワインの要望が増えてきた。現在、辛口(トロッケン)や中辛口(ハルプトロッケン)の生産量はドイツ内ワインの60%を超えている

4−1.主なぶどう品種
2012年では、64.2%が白ワイン用ぶどう品種
上級、または格付け上級ワインにおいては白ワインが全体の59.5%
64%が辛口と中辛口
辛口ワインは世界的に高く評価されている
リースリングは栽培面積世界一
(1)辛口赤ワイン
シュペートブルグンダー
(2)辛口白ワイン
リースリング
グラウブルグンダー(ピノ・グリ)
ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)

4−2.ワイン法
2008年、地理的表示なしワイン(ドイッチャーヴァイン)と地理的表示付きワイン(ラントヴァイン)に分けられた

4−2−1.地域表示付きワイン(gU)
4−2−1−1.クヴァリテーツヴァイン・ベシュティムター・アンバウゲビーテ(QbA)

4−2−1−2.プレディカーツヴァイン
ドイツ最高級ワイン
(1)カビネット
(2)シュペートレーゼ
(3)アウスレーゼ
(4)ベーレンアウスレーゼ
(5)アイスヴァイン
(6)トロッケンベーレンアウスレーゼ

4−3.ワイン産地
4−3−1.ラインヘッセン
シルヴァーナー(白)の栽培面積世界一

4−3−2.ファルツ
2000年以降国内外の評価が飛躍的に高まった

4−3−3.バーデン
ドイツ最南端のワイン生産地で、年間平均気温が高く、非常にコクの有る白ワインを造り出す

4−3−4.モーゼル
栽培面積の40%が傾斜30度以上の傾斜畑である
リースリングが半分以上

4−3−5.フランケン
ミュラー・トゥルガウ、シルヴァーナーが主に栽培されている

4−3−6.ナーエ
リースリングから、モーゼルワインの花の香りと、ラインガウの上品さを兼ね備えたワインが造られる

4−3−7.ラインガウ
銘醸ワインの産地の中心地的存在
主に白はリースリング、赤はシュペートブルグンダーから高品質ワインが造られている


参考資料:ワイン検定テキスト シルバークラス(日本ソムリエ協会)