ソメイヨシノは、良く見ると白い花である。ただ、がくの部分がピンクなので、つぼみやちょっと花びらが散った時点ではピンクに見える。それで、「桜はピンク」というイメージがあるのだろう。ところが、実際に満開のソメイヨシノを見ていると、ほぼ白だ。そこで人間は「ピンクに見えて欲しい」という要望を桜に押し付けることになる。具体的にどうするかというと、ピンクの照明を当ててしまうのだ。これは特に夜桜で良く行われることで、千鳥ヶ淵の桜ですら、ピンクの照明で照らしていたりする。これが朝霞とか、横浜といった田舎町になればなおさらである。今日は横浜のららぽーとに行ったので、その帰りに鶴見側沿いの桜を見てみたのだが、異様に感じるほどにピンクだった。
いくらなんでも、これはやりすぎだろう。