2024年12月28日

劇場版 ドクター X Final

「映画でも、私、失敗しないので」とのことだけど、これは失敗作。

医療ものなのでいろんな病気が出てきてそれを治療するのだけれど、全体を俯瞰して考えると「これはベストなやり方ではなかったよね」となってしまう。映画を撮る側は当然最後までの成り行きを知った上で作っているので、脚本家も、監督も、医療監修も、全部知った上で撮っている。

簡単に言えば、ストーリーの中に大きなどんでん返しを用意して、観る側をびっくりさせようとした結果、医療上おかしな展開にしてしまった。これではダメだ。

あと、観る前から「絶対ファイナルじゃない」と思っていたけれど、やっぱりそう。シリーズ最終作というのも観客を間違った方向へ誘う宣伝文句で、これを最終作にする気なんて全くない。テレビ局がかむとこういう手法で観客を増やそうとするので、ほんとくそ。

評価は☆半分。  

Posted by buu2 at 17:49Comments(0)映画2024

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2024年11月06日

トラップ

シャマランの新作を観てきた。

いやぁ、これはひどい。ご都合主義の展開がこれでもかという感じで押し寄せてくるので、すぐに興醒めしてしまった。

20000人の中から選ばれるわけないじゃん。

邦画ではよくあるご都合主義だけど、洋画でもあるんだね。

たとえば辺境の惑星であるタトゥイーンにルークとオビワンがいるのって一見ご都合主義だけど、実はこういう事情がありました、という種明かしがある。この作品にはない。まぁ、いくつかは「実は」というのがあったけれど、全然足りない。

ということで、シャマランとしてはハズレの部類で☆半分。  
Posted by buu2 at 21:10Comments(0)映画2024

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2024年10月15日

スオミの話をしよう

演劇にしておけば特に気にならず気楽に楽しめたのに(といっても、チケット代は1万円以上だろうけれど)、下手に映画にしたばっかりにアラが目立ってつまらない作品になってしまったという典型例。

ストーリーが映画としてはつまらないし、ほとんど同じ室内で展開されるので映画のメリットがない。脚本も演出も演劇のそれで、映画にした意味が感じられない。

教科書に、「演劇はこう、映画はこう、演劇の作品をそのまま映画にするとこういう残念な作品に仕上がるので要注意」と書くべきだろう。

長澤まさみのファンである僕が見てもこんな感想なので、役者に全然思い入れのない人が見たらもっとつまらないと思う。

評価は☆ひとつ。って、それは長澤まさみのファンだからで、それでなければ☆ゼロでも良い。

なお、客は僕ひとり。

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Posted by buu2 at 17:01Comments(0)映画2024

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2024年09月22日

エイリアン:ロムルス

エイリアンの続編。

次はどうなるのだろうと見入ってしまうのは確かだが、ちょっと冗長すぎて飽きてくる。あまり意外性がないからかもしれない。

音楽と効果音で緊迫感を強調するのもなんかお腹いっぱい。

金属まで溶かしてしまう体液を持つ生物の遺伝情報担体がDNAだというのもピンとこない。情報担体がDNAなら生体機能物質はタンパク質が中心となるが、体内環境がそこまで酸性に偏っていると塩基性アミノ酸はほとんど使い物にならないはずで、体内の生体高分子の種類も限定されてくる。にも関わらず、あれだけの高性能の生物を作り上げるのはとても難易度が高いと想像される。また、成長速度が早すぎるのも違和感がある。

いや、問答無用でこういうもんだ、と言われればそうかな、と思う。下手にDNAとか言い出すから引っかかる。

評価は☆1つ半。

なお、すいてて快適だった。

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Posted by buu2 at 23:30Comments(0)映画2024

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2024年06月14日

帰ってきた あぶない刑事

ひとことで言えば酷い脚本と酷い演出。舘ひろしはともかく柴田恭兵は小劇場の看板スター出身なのだから、脚本と演出が酷いのはわかるはず。もうこんなのでも良いのかなぁ。

テレビ番組のノリで映画を撮っちゃっているので、見始めて10分ぐらいで退屈してくる。

評価は☆ゼロ。  
Posted by buu2 at 12:16Comments(0)映画2024

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2024年04月09日

オッペンハイマー

この程度の内容で公開に半年以上必要って配給会社の腰抜けっぷりが酷い。

原爆の父、オッペンハイマーの半生を描いているけれど、聴聞会による尋問が主軸で、それに付随して2種類の回想シーンで展開されていく。つまり3つの時間軸で物語が進んでいくのだが、すごく複雑というわけではない。むしろ、当時の物理学の状況に関する知識がないと、理解に苦しむことになりそうで、物理の教養が必要とされる。

日本では原爆の描写が足りないという指摘があるようだが、映画はオッペンハイマーの主観をベースにしているので、この映画の脚本には特に違和感を感じなかった。むしろ、そういう描写がある方が違和感を持つだろう。

今回は横浜ららぽのIMAXで観たのだが、ほとんどの時間、フォルテシモで音楽を聴かされることになって、これが辛かった。終わってからしばらく耳鳴りがする始末で、下手な演出の怒鳴り演劇を観ているような気分になった。これが元々の映画のせいなのか、ららぽの映画館の設定のせいなのかはわからない。

ストーリーはとても良かったので、違う映画館で観てみたい気もする。

評価は⭐︎2つ半。音が大きすぎたので半分減点。  
Posted by buu2 at 16:56Comments(0)映画2024

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2024年03月20日

DUNE 砂の惑星 PART2

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これ、二部作だったはずだけど、一体どこまで続けるのだろう。

それはそうと、PART2を普通の画面で観てきた。やっぱりもうちょっと良い画面で観てきた方が良かったかも?

で、内容だけど、前作と同じく、争う理由が「スパイス」というのがちょっと乗り切れない要因ではあるけれど、人間模様的には面白い。特撮も良い。音楽も良い。役者も良い。監督も良い。あれ?良いところばかりだね。評価は☆2つ半。  
Posted by buu2 at 17:30Comments(0)映画2024

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2024年03月10日

アーガイル

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一流スパイは世界をダマす、らしいけれど、観客を騙すタイプの映画ではない。はじまってすぐに音楽の使い方が僕の趣味ではなく、あーーー、厳しいな、と感じた。結局厳しさは最後まで続いて、なかなか難しい作品だった。

評価は☆半分。  
Posted by buu2 at 19:00Comments(0)映画2024

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